小学生の送り迎え、親の役割はいつまで?どこまで?

幼稚園や保育園は送り迎えが当たり前だったけれど、小学生にもなれば一人での行動も増えてきて、すべて送迎することは難しくなります。

登下校や習い事・遊びに行くときなど、いったいどこまで送り迎えをするべきでしょうか? 悩ましい問題ですが、お子さまの個性と家庭の状況に合わせてベストな方法を探しましょう。

この記事のポイント

学校への送り迎えはどこまで?

■登校時

朝は家が近い子を割り当てて作る「登校班」での登校が一般的ですが、地域によっては登校班が決まっていないところもあります。登校班があっても少人数、または高学年の子があまり低学年へ配慮してくれない状態だと、保護者としては不安が募ってしまいますよね。そこで登校時の送り迎えの、おすすめパターンを2つご紹介します。

【パターン1】登校班の集合場所まで一緒に行く
集合場所まで一緒に行けば、我が子が一緒に歩いていく登校班にはどんな子がいるのかを知ることができます。また、登校中に気を付けて欲しいことを班長含めみんなに直接伝えられるので、安心感は少し高まるかもしれません。

一緒に行くついでにゴミ捨てなどのタスクも済ませてしまえば、わざわざ送るためだけに家を出なくてもよいので続けやすいうえに効率的です。

【パターン2】ほかの子と合流するまで一緒に行く
登校班がない地域はもちろん、登校班がある場合も「とくに仲良しではない子たちと一緒に長い距離を歩く」ため、話す人がいなかったり歩くスピードについていけなかったりして、一人になる可能性がゼロではありません。

不安なときは、同級生と合流しやすいところまで一緒に歩きましょう。途中でお友だちに会ったら、あとは子どもたちだけで登校を。気を付けてほしい場所などはお友だちも含めて、毎回伝えてOKです。

■下校時

朝の登校時とは違い、下校時は基本的にそれぞれのタイミングでバラバラと帰ることが多くなります。さらに高学年と低学年では下校時間が違う場合もあり、低学年の子が一人で歩くシーンも増えてくるのが現状です。

学校まで迎えに行く保護者も多いですが、夕方の時間帯になる学童や、ケガ・体調不良の時でなければ基本的にお迎えは「帰り道の途中まで」がおすすめです。

【下校中はコミュニケーションの場】
学校から家まで歩く下校時は、家が同じ方向の子と一緒になるシーンも多いでしょう。学年やクラスが違っても、一緒に帰りながら話すなかで友だちになれることもあります。

もちろん一緒に帰る友だちがいなくて一人になる場面もあると思いますが、途中まで迎えに行けば安心です。また、そのような状況も受け入れられるよう保護者から上手に声かけができるとよいですね。

登下校の送り迎えは、お子さまの様子に合わせて少しずつ距離を短くしていきましょう。「2年生からは一人でおうちまでチャレンジしてみようか」など、頑張ってみようと思える声かけを早めにして、お子さまにも心の準備をしてもらうのがおすすめです。

遊びに行くときの送り迎えはどうする?

放課後に遊ぶときの送り迎えは、小学校低学年の保護者にとって非常に悩ましい問題ですよね。子どもたちだけで遊ぶようになるので、誰と遊ぶのか・遊ぶ場所は・時間は何時まで……など、大事な部分がよく分からない場合も多いのではないでしょうか。

すぐ近くの公園であれば、「16時50分には公園を出ること」など決めて一人で送り出してもOKでしょう。お友だちの家に遊びに行く場合は、最初は送り迎えをして家の場所と道路状況の確認、保護者とのあいさつを済ませます。

2回目からは状況に応じて子ども単独行動か保護者が送迎するかの選択を。もし遊びに行ったおうちに大人が不在だった場合は、トラブルが起きた時に困るので相手の家では遊ばず、こちらの家や近くの公園で遊ぶのがベターです。

■送り迎えは基本的に無いことを前提として行動を

ただし友だちの家が少し遠いときは毎回の送迎が負担になります。「遊びたい気持ちは分かるけど、送迎が大変だから普段は自分で行動できる範囲だけにしようね」と、自分の行動に他人を巻き込まないよう伝えておきましょう。遊ぶときの送り迎えは、基本的にお子さまが「どうしても必要」といえばするくらいのスタンスでOKです。

帰宅時間は遅くなるとリスクも高まるため、適正な時間を指定して「その時間に設定している理由」をきちんと伝えましょう。

・学校のルールで決まっている時間だから
・この時間を過ぎるとこのあたりは交通量が一気に増えて危ないから

など、保護者の気分ではなく筋の通った理由を説明しましょう。

習い事の送迎はどうする?

放課後の時間になる習い事は夕方の時間帯にかかることもあり、送り迎えはあったほうがよいでしょう。とくに17時を過ぎると交通量が増え、危険に巻き込まれやすくなるため注意したいものです。

もし電車やバスなどを子どもだけで利用する場合は、何かあったときの対処法をきちんと教えておきましょう。「困ったことがあったら、電車やバスの会社の人か、子どもと一緒にいる大人に助けを求めてね」など具体的に伝えるのがおすすめです。

送り迎えをするときは、「駐車場や塀の向こう側から急に車が出てくることがあるからよく見ようね」「こういった場所はトラックが曲がるときに巻き込まれる危険があるよ」など、その場所に応じた注意点を伝えてあげられるとよいですね。

まとめ & 実践 TIPS

今までの送り迎えの毎日とは違い、小学生になると自分で判断しながら自分の足で歩いて行動するようになります。危険や不安は多いですが、保護者がすべてをサポートしてしまってはお子さまの筋力や考える力・判断力を育てることができません。

小学生はお子さまが自分の意思で行動を始めるための第一歩です。お子さまが不安なく踏み出せるよう、お子さまに合わせてゆっくりでも大丈夫なので、最初はしっかりとサポートしながらも徐々に手を離していくスタンスで寄り添いましょう。

プロフィール

ベネッセ 教育情報サイト

「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

この記事はいかがでしたか?

おすすめトピックス

子育て・教育Q&A