これって反抗期かも?と思ったときに知っておきたい親の心構え

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そろそろ子どもが反抗期の年齢になってきたかも…そう思うと、ちょっとした子どもの言動が「これが反抗期?」と気になってしまいますよね。スタートも反抗の様子も個人差がある反抗期。だからこそ、反抗期が始まる前に保護者として心の準備をしておきましょう。

この記事のポイント

反抗期のような態度でも、反抗期じゃないこともある

「最近険しい表情をしていることが増えた」「今、返事をしなかったような気がする」など、もしかして反抗期が始まったのでは?と思う出来事があると、些細な言動が気になり始めますよね。
でも、反抗期が始まった!と身構える前に、改めて子どもの様子をしっかりと観察しましょう。塾や部活で疲れている・学校での人間関係に悩んでいる…など、そっけない態度をとる理由は、反抗期以外のところにあるかもしれません。

  • まずは今までどおり接してみる
  • 生活習慣の変化がないかなど子どもの様子を観察する

反抗されても、間違っていることは指摘する

子どもの反抗期が始まることに敏感になるのは、いざ反抗期が始まったときの接し方について不安があるからこそ。しかし、反抗期だからといって、腫れものに触るように接する必要はありません。
無視される・荒っぽい言葉で言いかえされるというようなことがあっても、保護者として子どもの間違った言動にはきちんと対峙する必要があります。
反抗期が始まる前に、ゲームの時間や帰宅時間など家族で「最低限守ってもらいたいルール」を話し合っておくのもおすすめです。

  • 反抗期の子どもへの接し方をイメージする
  • 保護者として指摘すべきことを整理しておく

先回りしない!子どもの葛藤や成長を見守って

子どもが反抗期を迎えると、これまで喜んでくれたことを煙たがられてショックを受けたり、「どうせ返事してもらえない」とコミュニケーションを諦めたくなったりするかもしれません。
子どもの反応に期待を持つことはやめて、「今我が子がどういう関わりを求めているのか」を改めて考えてみましょう。
反抗期は自立への過程の一つです。自分が過干渉になっていないか、親としてサポート役を果たせているかなど、改めて子どもとの関係性を考える機会ととらえて、おおらかに見守りましょう。

  • 反抗期は成長の証であることを忘れない
  • 子どもへの関わり方を見直すきっかけにする

まとめ & 実践 TIPS

反抗的な態度をとりつつも、その裏では子どもなりに悩んだり葛藤したりしているのが反抗期であり、思春期です。近年反抗期のない子どもも増えていますが、「反抗期がなかったから楽だった」といって手放しで喜べるものでもありません。
また、反抗期の親子関係はその後の親子関係にも少なからず影響を与えます。親も一人の人間として忍耐力を試されるかのような時期ですが、「本当に子どもが自立する頃にどのような親子関係を築いていたいか」を長い目で考えるなど、冷静さを取り戻す工夫をしながら乗りきりましょう。

出典:文部科学省「各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)
[改訂]」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/shiryo/attach/1285897.htm

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