オムツはずれ ステップ4「トイレでおしっこをする」

  • トイレトレーニング

お子さまの様子を見守りながら、ステップを踏んで進めていきたいオムツはずれ。今回は、オムツはずれ4つのステップでご紹介したステップのうち、ステップ4「トイレでおしっこをする」についてお伝えします。
お子さんと楽しくオムツはずれを進める際に、ぜひ参考にしてみてください。

オムツはずれ トイレでおしっこをするには?

ステップ3でトイレに座ることができたら、いよいよおしっこに誘ってみましょう。
トイレに誘うタイミングの基本は、おしっこの間隔が空いて、オムツがぬれていないときです。無理強いすると、トイレが嫌いになってしまいます。朝起きたときや遊びが途切れたとき、機嫌のよいときなど、タイミングを見計らって誘いましょう。
また、おしっこが出る感覚を怖がるお子さんも。そんな場合は、「おしっこすると気持ちがいいよ」などと、前向きな言葉をかけましょう。
自分から「おしっこ!」と言えるようになるのは、まだ先のこと。「またおもらしした」「座ったのに全然出ない」などとイライラせずに、気長に進めるようにしてくださいね。

おしっこに誘うには、成功しやすいタイミングを狙うのがコツです。たとえば、下のようなタイミングを狙ってみるのはいかがでしょうか。

生活の節目に誘う

○起床時

朝起きてすぐは成功率が高いので、まずは1日1回起床時から始めてみましょう。

○食事の後

食べたあと、遊び始める前が、トイレに誘うチャンスです。

○散歩などから帰ったとき

帰宅後すぐか、遊びが一段落したときに誘ってみましょう。

○寝る前

起床時の成功率が上がったら、寝る前と起床時の1日2回誘ってみましょう。

興味を持ったときに誘う

☆トイレの前で立ち止まったとき

「トイレに行ってみる?」とさりげなく誘ってみましょう。

☆絵本などを読んだとき

トレイに関する絵本などを読んだあとに声をかけてみましょう。

先輩ファミリーの工夫も参考にしたい!

お子さんがトイレでおしっこができるよう、先輩ファミリーはどんな工夫をしたのでしょうか? その体験談も、ぜひ参考にしてみてください。
教育情報サイトのトイレトレーニング(オムツはずれ)コーナーに掲載している体験談の中から、お子さんの興味を育んだ工夫をご紹介します。

お風呂で出た「チー」がきっかけで、おしっこの意味を理解できた

まずお風呂で「チーしてみな」と声をかけ、トイレでは洋式便座に反対向きに座らせたら、おしっこができるようになりました。
M・Aさん Kくん (体験談当時の年齢:2歳0か月ごろ~2歳1か月ごろ 男 第1子)

トイレに入っても、遊んでばかりでチーが出ない。座ってはいても何のために座っているのかわかっていないようでした。私がお手本を見せても、興味を示すものの何をやっているか理解ができない様子……。でも、たまたまお風呂でおしっこをしてしまったとき、「チー出たね」と声をかけたら、トイレと連想がつながったようでした。

そこで、お風呂で「チーしてみな」と声をかけてみたら1回でチーできるように。それからはトイレに連れて行って「チーしてみな」と声をかけるとできるようになりました。また、もともとオマルにチーがかかるのを嫌がったり、物にまたがったりするのが嫌いな子だったので、思いきって補助便座をはずし後ろ向き(洋式便座でタンクに向かって座る)に座らせてみたら、ご機嫌でのびのびとチーしてくれるようになりました。
https://benesse.jp/contents/toilet_training/step4/post_1131.shtml

お気に入りのパペットでやる気を引き出した

パペットを利用して娘をオマルにひきつけ、昼間は普通のパンツにして気長にがんばっています。
S・Rさん Yちゃん (体験談当時の年齢:1歳8か月ごろ~2歳3か月ごろ 女 第1子)

トイレやオマルには座ってくれるのに、そこでおしっこやうんちがどうしてもできず、ずっと我慢して、オムツをはかせると「じゃーっ」とする状態が続きました。そこで、お気に入りのパペットをオマルに座らせて「ほら、○○がシーシーしているよ」と娘をひきつけ、よそ見をしたすきにオマルに水を入れて、「あっ、○○がシーシーできたよ!」と言って見せました。娘はすごく感心して、「今度はYの番ね」と言うと素直にオマルに座って、一生懸命がんばって初めておしっこをしてくれました。感激!!

寝起きがトイレに行く練習のチャンスと聞いたので、まだ寝ぼけまなこのうちに座らせたら何回か成功しました。寝起きに座るのを嫌がるようになったときは、お菓子で釣って座らせました。
https://benesse.jp/contents/toilet_training/step4/post_1133.shtml

便座の娘と視線を合わせて、声かけした

トイレが「怖い」と言うので、便座に座った娘と同じ目線の位置に私も座り、「ここにちゃんといるよ」と声をかけ安心させました。
K・Mさん Yちゃん (体験談当時の年齢:1歳10か月ごろ~1歳11か月ごろ 女 第1子)

トイレには喜んで行き、便座にも座りたがるものの、いざ力むと途端に「嫌ーっ!」と降りたがる娘。理由を聞くと「怖い……」というので、とりあえず慣れさせようと「うんち」「おしっこ」と言うときだけでなく、面白がって「トイレ行くー」と言うたびに必ず脱がせて座らせました。

キャラクターの補助便座やペーパーホルダーなど便座に座った目線に楽しいものがくるようにし、その先に私自身も。便座の前に向かい合うようにしゃがみこんで、うんちの時は一緒に「うう~ん!」、「おかーさんここにいるよ」「おかーさんちゃんと待ってるよ」などずっと声かけをしていました。するとずいぶん安心した様子でうまくいき、怖がって降りることはなくなりました。「おしっこがどういうモノか」ということも、どう教えたものかと頭をひねっていましたが、うんちのついでに出たときに「これ、おしっこ!!」と印象づけたらおしっこもできるようになりました。
https://benesse.jp/contents/toilet_training/step4/post_1132.shtml

まとめ & 実践 TIPS

トイレでおしっこをするためには、成功しやすいタイミングを狙って誘うことが大切です。お子さんに合いそうなアイデアがあればぜひ取り入れて、トイレでおしっこができるようサポートしてあげてくださいね。


関連リンク:
オムツはずれ4つのステップ
https://benesse.jp/kosodate/202007/20200726-2.html

参照:
トイレトレーニング(おむつはずれ)トイレトレーニング実践編
https://benesse.jp/contents/toilet_training/step2/index.shtml

参照:
トイレトレーニングはいつから? 時期・やり方・進め方などコツを教えます
https://benesse.jp/kosodate/201612/20161227-2.html

出典:こどもちゃれんじ『ぷち通信』(6月号)

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