【子どもの夏バテ対策】暑さに負けない体づくりのポイントは?
子どもは、大人よりも体調をととのえるのが大変。暑さに弱いせいもあり、熱中症や夏バテにもなりやすいと言われています。いろんな行事が目白押しの夏、体調不良だと楽しめませんよね。子どもが健康に楽しく過ごせるように気をつけてあげたいもの。子どもの夏バテ対策はどのようなことをしていますか? アンケートで子どもの夏バテ対策についてうかがってみました。
お子さまの夏バテ、症状で多いのは?
暑いというだけで体力を消耗してしまう夏。大人でも暑さで体力を奪われてしまいます。体力がなく、免疫力が低い子どもは大人に比べて、バテやすいと言われています。自分で体調管理ができないうちはとくに保護者がしっかり管理してあげたいもの。
「お子さまが夏バテしてしまったことはありますか?」と尋ねたところ、「はい」と回答したかたは、47%でした。
お子さまが夏バテになった場合、「どのような症状がありましたか?」という質問では、「食欲がない」が最も多く、次いで「だるい」「おなかの調子が悪い」でした。その他では、「小児ぜんそくの発作」という回答も。
また、お子さまが夏バテになったときの対処法についてもうかがってみました。
一番多かった回答は、「涼しい場所で過ごす」。「栄養のあるものを食べさせる」と答えたかたも少なくありませんでしたが、食事で体に必要な栄養を補給するのは大事なこと。
「夏バテ防止のわが家の定番メニュー」を尋ねてみると、
・カツ丼
・カレーライス
・冷しゃぶ
・唐揚げ
・うなぎ
・焼肉
・おくら納豆
・にんにく料理
・レバニラ炒め
などなど。スタミナがつきそうなメニューがいろいろ挙がっていました。
暑さで汗をかくと、塩分などのミネラル、ビタミンなどが失われてしまいます。特にビタミンB1が不足すると乳酸菌が蓄積して、食欲減退や怠惰感を招いてしまうことも。ビタミンB1は、豚肉やハム、玄米、にんにく、うなぎなどに多く含まれている栄養。バランスよく摂って、体調をととのえることで夏バテ対策になりそうですね。
「冷房温度の設定」も夏バテ対策のひとつ
「お子さまが夏バテしないように、どんなことに気をつけていますか?」と尋ねたところ、 もっとも多かった回答は「睡眠」でした。睡眠不足は、免疫力を下げてしまいそうですよね。夏休みなど、つい夜更かしをしてしまいがちですが、暑いときこそ睡眠をしっかりとるように注意したいものです。
「睡眠」のほかには、飲み物や食べ物に気をつけるというかたも多数。
そして、「冷房の温度」に気をつけているかたも少なくありませんでした。特に夏バテになりやすいと言われている最近の子ども。それはエアコンなどによって暑い日でも快適な環境の中で育ってきたのも原因のひとつなのだそうです。
通常3・4歳で発達する汗腺が十分発達しない子どもも少なくないとか。暑いときは、汗をかいて体温を調節するのが本来の体の機能。それがうまくできないことが夏バテを引き起こしてしまうようです。
子どもの体の機能をととのえてあげるためには、
・エアコンの設定温度は28度など高めにして外との気温差を少なくする
・家の中だけでなく外でもしっかり遊ばせる
ことがポイント。
「効果的な夏バテ対策があれば、教えてください。」という質問には、「冷房の温度設定」や「冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎない」などの回答が多く、その他には、「1日3食きちんと食べる」「だらだらしない」という回答も。生活リズムも大事ということでしょうか。
食事や環境、生活リズムなど、保護者のかたが気づかってあげることで、子どもを夏バテから守ってあげられるかもしれませんね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年7月25日~2016年8月8日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,773名