親子でできる! 小学生が勉強を楽しめるようになる4つの勉強法

勉強は「好きこそものの上手なれ」です。お子さまが勉強を楽しいと思えるようになれば自分から勉強するようになり、学力の伸びも期待できるようになるでしょう。
勉強を楽しいと思うようになるには、勉強を始めたばかりの小学生の頃がポイントです。今回は、小学生が勉強を楽しいと思えるようになるために、保護者と一緒にできる勉強法を4つご紹介します。

【方法1】日常生活の事柄と勉強を結びつける

日常生活の事柄と勉強を結びつけるような話題づくりをしてあげると、お子さまは勉強に親しみを感じやすくなります。「勉強しよう」というよりも「物知りになろう」、「一緒に考えよう!」という感覚で行うことがポイントです。

例えば理科なら、「背はなんで伸びるの?」「川はどうやってできるの?」といった疑問から知識を深められます。
「体は細胞でできていて、骨や筋肉の細胞が増えることで体が成長するから背が伸びるんだよ」「山から水が流れてきて、水が地面の同じ場所を繰り返し削ることで川ができるんだよ」というように話してあげましょう。
もし保護者が即答できなければ、教科書や資料集などで一緒に調べてみる方法も有効です。

また、社会であれば、好きなスポーツチームの本拠地の場所や、好きな食べ物が生産された場所を地図で見ながら都道府県や国を覚えるといった方法があります。
国語なら、好きな本やゲーム、漫画のストーリーをお子さまに説明してもらうようにすると作文や表現の練習になります。
お子さまの話を聞いていてわからないと思ったところは素直に質問してあげるとよいでしょう。「もう少し詳しく教えて」と言えば、お子さまは喜んで話してくれるはずです。

算数では、「15分後にごはんを食べるよ、15分後は何時でしょう?」といった会話の中で時間の計算を身近にしたり、スポーツをしながら点数の平均や勝率を計算したりする方法もあります。

【方法2】保護者がわざと間違えてみる

保護者も、お子さまと一緒に漢字を書いたり算数で図示をしてみたりしましょう。
例えば、「12個のリンゴを4つの皿に分けるとひとつの皿には何個のリンゴがのりますか」という割り算の問題があるとします。
お子さまと保護者で別々にリンゴとお皿の絵を描いてみます。ここで保護者がわざとリンゴの数やお皿の数を間違えて描いてみて、「あれ?どうして○○くんの絵と違うのかな?」などと話しかけてみましょう。
「お母さん、ここがおかしいんだよ!」と説明してくれるはずです。お子さまが「先生」、保護者が「生徒」になり、「学校ごっこ」のような形で勉強を楽しくできます。また、自ら考えて説明する力が身につくこともこの方法のポイントです。

【方法3】クイズをしながら覚える

クイズは社会や理科など暗記が必要な教科に有効な方法です。「メダカのひれは何枚でしょう?」「愛媛県の県庁所在地はどこでしょう?」などの問題を出し合ってみましょう。
保護者がいつもクイズを出すのではなく、お子さまからも保護者に問題を出させるようにすることで思考力もみがけるのでおすすめです。

【方法4】テストや宿題をゲームにする

勉強そのものをゲームに見立ててみると、お子さまが勉強を楽しみやすくなります。例えば宿題が終わったことを「レベルが1上がったね!」などと言ってみたり、テストで90点だったことを、「ボスの体力を90削ったから、次はあと5削れるように『修行』しよう!」と言ってみたりすると、お子さまが遊び感覚で勉強に取り組めるようになるでしょう。

子どもが勉強を楽しく感じるには保護者のフォローが不可欠!

小学生が勉強を楽しんでできるようになるには、最も身近な存在である保護者のフォローが不可欠です。保護者も、お子さまと一緒に勉強を楽しむつもりで、今回ご紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
家族で楽しめれば、お子さまのモチベーションもきっと上がるはずですよ!

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