小さいころのおもちゃはいくらくらいが妥当?

初めての子育てだと、ついつい我が子の喜ぶ顔が見たくてあれやこれやとおもちゃを買ってしまうことってありますよね。
新しいおもちゃを手にした時の我が子の可愛らしい表情は親にとってはかけがえないものです。
とは言え、どれくらいおもちゃを与えて良いのか?わが家はおもちゃを買い過ぎではないか?逆に少なすぎでは?など他のお宅と比べることもできない分ちょっと気になるものですよね。
そこで、特に自分からおもちゃを欲しがり始める2,3歳児の親御さんたちは1カ月にどれくらいおもちゃにお金をかけているかというアンケートをとってみました。

【質問】1カ月のおもちゃにかけるお金は?(2〜3歳の子ども対象)
 調査地域:全国 / 調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
 調査期間:2015年02月02日〜02月16日 / 調査手法:Webアンケート
 有効回答数:100サンプル

3,000円以下で抑えている家庭が9割も!

なんと9割の親御さんたちは2,3歳児の頃にはひと月あたりおもちゃにかける金額は3,000円以下と回答しました。

・あまりおもちゃを与えすぎると物を大切にしなくなるし、物のありがたみもわからなくなってしまうので、与えすぎないほうがよい。
・子どものおもちゃ代は大きくなっていくにつれて高くなっていくので、小さい子どもには低額で遊べるおもちゃを買います。
・そんなにおもちゃにお金はかけません。子どもはかわいいけれど遊び道具はおもちゃだけではありません。
・この年齢の時期はまだ玩具が楽しいという感覚より、その道具を使って一緒に遊べるのが楽しいという感覚だと思うので玩具をあたえすぎず身近にあるものを利用するのがよいと思ったから。
・誕生日やクリスマスの月は、奮発しますが、それ以外はこの位です。

回答理由に「物のありがたみもわからなくなってしまうので、与えすぎないほうがよい」という声が多く聞かれたことから、小さな頃はあえてあまり買いすぎないようにして物を大切にする心を育てることを重視したいと願うご家庭の多さを感じる内容となりました。
その一方で「子どものおもちゃ代は大きくなっていくにつれて高くなっていくので、小さい子どもには低額で遊べるおもちゃを買います。」というように、今後の支出を考えて、せめてこの時期はおもちゃ代を抑えるようにしているご家庭もみられました。

5,000円まで!が2位。やはり10,000円以上は無し!

1割以下ですが、5,000円以下のご家庭もありました。

・子どもは新しいもの好きで飽きるのが早い。でもそんなにお金をかけてどうなる。すぐ使わなくなるのに…
・なんだかんだで、買い物にいくと、これが欲しいとおねだりが始まりついつい購入してしまうため。
・5000円以内でのおもちゃが結構あるし、あまり高価なもの買っても、本人が価値観が分からないですからね。
・小さな子どものおもちゃほど、安全性や材質の良さを求められます。したがって、値段も高価なものになるからです。
・こどもの興味が湧いたものは買うようにしています。知育になるので、いいかとおもいます。
・子どもが2人いるので1人五千円ぐらいかけてます。まだ小さいのですぐに壊してしまったりお手伝いや約束を守れた時などのご褒美としても渡したりしているので一万円ぐらいになります。

1位の3,000円以下の回答理由と同じく「これからもずっとお金はかかっていくので、出来るだけおもちゃにかけるお金は節約したい。」とする意見がありつつも、「ついつい購入してしまう」「小さな子どものおもちゃほど、安全性や材質の良さを求められます。
したがって、値段も高価なものになる」というように、どうせ買うのであればそれなりの品質を選びたいという親心で5,000円位までは仕方ないだろうという意見もありました。

物の大切さを学ぶためにも与え過ぎはダメ!

今回のアンケート結果から、それほど多くのおもちゃを毎月は買い与えていないことがわかりました。
あふれるほどのおもちゃを2,3歳児の頃に与えてしまうと物のありがたみを感じられなくなることが一番多い理由とされていますが、
背景にはこの頃の子どもはまだまだ親やきょうだい、お友だちと一緒に遊ぶことの方が楽しい時期であり、大切なのはおもちゃの数ではなくあくまでも情緒豊かな心を育てることだと考える親が多いということなのかもしれません。

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A