親子の絆が深まる!? 専門家がすすめる「星空浴」とは?

親子の絆が深まる!? 専門家がすすめる「星空浴」とは?2学期が始まり、子どもは学校や塾、保護者は仕事や家事と、家族それぞれに忙しい日々が続いているのではないだろうか。だが、時には立ち止まり、家族の絆を深めることも大切。そこでベネッセ教育情報サイトでは、「星空浴は親子の絆を深めるためにもとてもよいイベント」だと語る国立天文台・副台長の渡部潤一氏に、その効能を伺った。

 

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現在、日本では都会はもちろん、地方の小都市でも、夜間の人工照明が多くなってしまい、街のあかりに埋もれて星空が見えにくくなる「光害」が進んでいます。天の川や流れ星を見たことがないお子さまも多いのではないでしょうか。そんなお子さまにぜひ「星空浴」をしてほしいと思っています。森林浴や日光浴と同じように「浴」という言葉をつけているのは、星空を見上げることにはさまざまな効能があると考えているからです。

 

星空は癒しをもたらすだけでなく、人と人との絆を深めるきっかけにもなります。わたしがこの言葉を使い始めたのは、1998(平成10)年のしし座流星群の時からです。しし座流星群を見に行ったさまざまなかたから、「しばらく口をきかなかった娘と一緒に行っていろいろな話をした」「近所付き合いが少ない隣人と星を見ながら初めて話をした」といったお話を伺いました。日本人は面と向かって話すのは得意ではないので、星を見ながらであれば、普段言えないことも言い合えるのだと実感しました。ぜひ、お子さまと星座や流れ星を見つけたときの感動を共有してほしいですね。

 

また、真っ暗闇というのは、人間の想像力をかきたてます。星たちがいろいろな形に見えて、わくわくしてくるはずです。もしかすると幼いお子さまは、幽霊やお化けがでるかもしれないといった恐怖心を抱くかもしれません。そんなとき、お子さまにとって頼りになるのは隣にいる保護者です。一緒に夜空を見上げるだけですが、夜が明けるころには、恐怖心は保護者への信頼に変わっているでしょう。お子さまとのつながりを再確認する場所として、星空観察はとてもよい機会になるはずです。

 

出典:親子で楽しむ星空観察!【前編】入門編 ‐ベネッセ教育情報サイト

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