あやとび練習方法9つ|跳びやすい縄跳びのポイントとコツや教え方も解説

あやとびとは、前跳びと交差跳びを繰り返して跳ぶ技です。難易度は数え方によって変わります。交差跳びができるようになってから挑戦するのがおすすめです。まずはジャンプをせずに、腕や手の正しい位置を確認します。ジャンプする練習はその後に行います。

この記事のポイント

あやとびとはどんな跳び方?

あやとびとは「前跳び」と「交差跳び」を組み合わせた技です。
漢字では「綾跳び」と書きます。二つの跳び方を組み合わせた技のため、どこを「一回」と数えるかは、人によって違います。地域や学校ごとに違うこともあります。

正しい数え方もありません。縄跳びの全日本大会を開催する「日本ロープスキッピング連盟」にあるルールブックには、そもそも「あやとび」という技が存在しないのです。

あやとびの難易度

あやとびは、数え方によって難易度が違います。数え方は主に3種類あります。

1つ目が「ジャンプの回数で数える」です。シンプルでわかりやすい数え方になります。次に「前跳び・交差跳びで一回」と数えるです。1つ目で紹介した一回のジャンプで一回と数えるのと比べて2倍飛ぶことになります。

最後に「前跳び・交差跳びをした後に、前跳び・前回と違う腕を交差して跳ぶ」で数えるです。最初の1つ目と比べて4倍飛ばなくてはなりません。更に、腕の交差についても考える必要があります。

子どもがあやとびを練習するメリット

寒い時期、とくに冬には、縄跳びは子どもにとって楽しい遊びになります。しかし、ただ前とびや後ろとびだけをやっても子どもは飽きる可能性があります。その際に、難易度を上げたあやとびを子どもに練習させてあげましょう。

そうすることで、子どもの集中力や忍耐力が向上します。また、あやとびは前とびや後ろとびと違い複雑な動きになります。そのため考える力もつき、持続力もアップするでしょう。

それだけではなく、縄跳びは全身運動ですので筋力も体力もつきます。

出典:運動強度が高く、短時間で多くのカロリーを燃焼できる|NHK
参照:https://www3.nhk.or.jp/sports/story/8956/index.html

あやとびを跳びやすい縄跳びポイント4つ

あやとびは、ジャンプと腕の交差をほぼ同時に行う必要があるため、大人にはすんなりできても、小学一年生が跳ぶには難しい跳び方です。しかし、動きを丁寧に、一つずつこなしていけば跳ぶことができます。

1:ロープの種類

あやとびに適しているロープは、軽すぎないビニール製やビーズロープなどがおすすめです。ビニール製は軽すぎず、やや硬めのものを選んであげましょう。そうすることによりコントロールがよくなり素早くなわとびを回せるようになります。

ビーズロープはある程度の重みがあり、ロープが回る・交差する感覚がつかみやすいです。ただし紐製のものはおすすめしません。丈夫ではありますが、柔らかすぎてコントロールしにくく、軽すぎて手の動きに縄がついていけません。

2:ロープの長さ

縄跳び用のロープを選ぶときには、長さの基準があります。

1.両足を揃えてロープの真ん中を踏む
2.両手に持ち手を一つずつ持つ
3.脇を閉めて、二の腕を体の側面につける
4.手首を曲げずに、肘を90度に曲げる
5.以上の長さに、少し足した長さに調節する

この5つのステップが全てできれば、あやとびに適したロープの長さがわかります。最後のステップが必要な理由は、初心者は腕を交差する位置が高くなりやすいためです。上手く跳べるようになれば、ステップ4までの長さで十分でしょう。

ステップ4までは、縄跳びの基本の長さになります。

3:ロープの癖

あやとびを失敗する大きな原因はロープの状態です。
本来、縄跳びをする際はねじれなどの癖の無いロープが良いのですが、よじれていたり、癖がついていたりすると、腕を交差した際に縄が上手くついてきません。作った輪が小さくなり、体が上手く通らなくなります。上手く飛べない時は、ロープの状態も確認してみましょう。

長さを調整する際、グリップの中に余分な縄を押し込んで調整することもおすすめしません。グリップの中には縄が回転しやすくなる部品が入っており、そこに縄を押し込むと、縄が上手く回らずによじれて足に縄が絡まる原因にもなります。

縄跳びを結んで保管すると癖がつくため、縄は真っすぐに吊るした状態で保管しましょう。縄に癖がついてしまったときは、熱湯で数分間煮ると元に戻ります。

4:グリップ

あやとびで使うロープのグリップは、少し長めのものが跳びやすいでしょう。あやとびは体の前で腕を交差するため、グリップの長さがあるとロープの輪が大きくなり、縄が体に引っかかることなく跳び続けられます。

小学生や、小さい子ども用のグリップは、持ちやすいように短めのものが多いですが、あやとびをするためには少し長めのグリップが良いでしょう。

あやとび練習方法9つ

あやとびは、腕の位置や形を常に変えながら跳びます。腕の位置や手の向きが正しくなければ輪の形が崩れ、引っ掛かる原因にもなります。ポイントを一つずつ復習し、丁寧に跳ぶことが上達への近道です。

1:縄跳びを片手で持って回す練習をする

まずは縄を真っすぐきれいに回せなければ、縄跳びの基本である「前跳び」ができません。ゆっくりでいいので縄を真っすぐに回す練習をしましょう。

手の位置は、腰の高さを意識します。跳ぶうちに手の位置が変わらないように、縄を回しながら軽く跳びます。利き手でできれば、反対側の手でもやってみましょう。

2:縄跳びを交差させる練習をする

前跳びができるようになれば、次は「交差飛び」です。腕を交差したまま、縄を前に回す練習をします。上手く回れば、縄が足の下にきちんと引っ掛かります。縄を何度も足に当てるため、靴を履いて練習することをおすすめします。

3:交差した状態から跳ぶ練習をする

縄を足に引っ掛けることができれば、次はその縄を跳ぶ練習をします。腕を交差させたまま連続で跳べたら、そのままリズムよく跳んでみましょう。

これができない場合は、腕や手の位置が正しくない可能性が高いため、一つ前に戻って確認してみましょう。

4:前跳びから交差跳びをする練習をする

交差跳びがリズムよく跳べるようになれば、前跳びから腕を交差させる練習をしましょう。腕を交差させるタイミングをつかむために、前跳びを2~3回繰り返してから交差させるとやりやすくなります。

5:交差跳びから前跳びに戻る練習をする

前跳びから腕を交差したまま跳べるようになれば、そこから前跳びに戻る練習に入ります。この練習では腕を交差した状態から始めます。タイミングをつかむために、ジャンプせずに足に縄を引っ掛ける練習方法をとります。

6:前跳びを繰り返した後に交差跳びをする

一つひとつの動きを覚えたら、すべて繋げて跳んでみましょう。急に前跳びと交差跳びを連続して続けるのは難しいため、何度か前跳びを繰り返してから、交差跳びを一回跳ぶことを繰り返す練習をしましょう。

7:前跳びを繰り返した後に交差跳びをして前跳びに戻る

交差跳びをした後、続けて前跳びを繰り返す練習をしましょう。前飛び・前飛び・前飛び・交差飛びのセットに慣れて跳べるようになれば、前飛び・前飛び・前飛び・交差飛び・前飛び・前飛び・交差飛びのように、前飛びの回数を減らしたセットを跳べるように練習します。

最初の前飛びを3回繰り返すセットは、リズムを整えるために変えません。リズムよく続いたら、間に挟む前跳びの回数を少しずつ減らしていきましょう。

8:前跳びと交差跳びを交互に練習する

交差跳びの間に挟む前跳びの回数を一回まで減らせたら、次は交互に跳べるように練習をしましょう。リズムよく跳ぶことが大切です。

もしここでつまずいた場合、鏡や自分を撮った動画などを使い、動作を再度確認しましょう。変な癖がつく前に早めに直すことがポイントです。

9:あやとびをできる回数を徐々に増やす

あやとびの回数を徐々に増やしていきましょう。ここまでくれば、リズムに加えてスピード感も大切になります。手首を上手く使い、より小さな力で回せるようになれば、回数も徐々に伸びていくでしょう。

あやとびのコツ7つ

あやとびを上手に跳ぶ際に、気を付けるべきポイントがいくつかあります。ジャンプと腕の交差を同時に行う跳び方を、一つずつ分解して理解することが大切です。動作が変わるポイントで、一度動きを止めて確認するのも一つの手です。

やり方のコツさえつかめば小学1年生や幼稚園児からでも跳ぶことができるでしょう。

1:縄跳びを持つ手の形

全ての指を使ってグリップを握る人が多いでしょう。グリップをそれほど意識せずに、正しい向きにするためには、親指と人差し指を伸ばして持つ方法をおすすめします。

余計な力を入れてしまうと手首を柔らかく使えず、腕全体や肘全体で縄を回すことになります。あやとびの練習をしているなら、ある程度は脇を閉じて跳んでいるはずです。

プラスアルファとして、手首を柔らかく使うことも目標にしてみましょう。

2:縄跳びを持つ手の高さ

腕を交差させる位置は、おへその前です。交差した腕は体の前につけます。胸の前で交差させると、前跳びに戻すまでの時間がかかり、姿勢もブレやすくなります。縄の輪も崩れてしまい、体が通らなくなります。

3:なわを交差させるタイミング

縄を交差させるタイミングは、自然と地面に縄の先が触れた瞬間になります。縄が頭上を通過するあたりで腕を交差させると、きれいな輪を作ることができず、縄をくぐることができません。

4:なわの交差を戻すタイミング

縄を戻すタイミングは、縄の先が地面に触れた瞬間です。交差飛びから前飛びの流れで引っ掛かる人は、縄を戻すタイミングがずれていることが多いでしょう。

正しいタイミングをつかむには、ひたすら練習あるのみです。「いち、に」と声を出して縄を回すと、タイミングがつかみやすいため、手拍子をしてあげましょう。

5:なわを交差させる深さ

縄は、おへその前で肘より手前まで交差させます。交差が浅いと、交差した輪に体の幅が通りません。交差する位置が深すぎると体の縦の長さが通らず、体を必要以上に曲げて跳ばなくてはなりません。

その結果、余計な体力を消費し、腕の位置や手の向きにまで意識を向けることが難しくなります。複数の動作を並行して跳ぶ必要があるため、意識しなくても一瞬で正しい状態に保つことはとても重要です。

6:目線は下にする

縄跳びは、前を向いて跳ぶ人が多いです。しかし、交差飛びやあやとびの場合は、下を向いて跳ぶことをおすすめします。下を向くことで、腕の位置や手の形、縄の位置を常に確認して跳ぶことができます。交差させた腕が体から浮くのを防ぐ効果もあります。

7:ジャンプするときの足裏の付け方

ジャンプするときは、すべてつま先で着地・ジャンプを行うようにします。かかとまでつけると、リズムよく跳べずにつまずいてしまいます。かかとをつけて跳ぶのは、動作を確認するときだけにしましょう。

あやとびを教えるときに注意すること

あやとびを教えるときには、「見本をしっかりみせる」「焦らず一つずつ丁寧に教える」ことが大切です。複数の動作を一度に行うため、動作を分解して指導することがポイントです。

動きながら見せるときは、ゆっくり見せてあげることが大切ですが、全ての動きをスローモーションにはできません。グリップの向きなどのポイント・新しい動きが必要な部分などをゆっくり教えると、注意すべきポイントが分かりやすくなります。

最近ではYouTubeで跳びかたを教えてくれる動画もたくさんあります。動きを止めながら見せることができるので、細かい飛び方を教えられますし、教え方の参考にもなるでしょう。

あやとびのコツや練習方法を理解してかっこよく跳ぼう!

最初のうちは教えてもなかなか跳ぶことが難しでしょう。しかし、子どもも練習を続ければ慣れきて、自然と跳べるようになります。ジャンプする跳び方に飽きた場合は、駆け足跳びなどを教えてあげると、また違う楽しみ方を与えることができるでしょう。

また、縄の長さや腕の位置が正しければ、体をくの字に曲げて跳ばなくても、真っすぐの姿勢で跳ぶことができます。

前あやとびができるようになれば、「後ろあやとび」や「はやぶさ」にも挑戦させてあげましょう。

出典

動画ライブラリ「なわとびステップアップ上達法」
https://benesse.jp/movie/nawatobi2.html

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