山崎直子さんが宇宙飛行士になったきっかけは、小学校時代に出会った○○○

スペースシャトルに乗り込み、宇宙でのミッションを成功させた宇宙飛行士の山崎直子氏。子どものころから、「宇宙にかかわる仕事に就きたい」と考えていたという山崎氏が、宇宙に興味を持つきっかけになったのは、小学校時代に出会ったアニメや本だったという。山崎氏が特に好んで読んだ本や、読書で得られたことについて伺った。

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私が宇宙に興味を持つようになったのは、小学校低学年の時に『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』といったSFアニメを見たことがきっかけでした。講談社ブルーバックス(自然科学の話題を一般読者向けに解説するシリーズ)やカール・セーガンさんの『COSMOS(コスモス)』など、宇宙の本に出合ったのも小学生のころです。もちろん当時すべてを理解できたわけではありませんが、難しくても背伸びして読んでいる感覚がうれしかった記憶があります。

 

ファンタジーのシリーズ『誰も知らない小さな国』(佐藤さとる著)や青い鳥文庫(児童向け小説のシリーズ)、氷室冴子さん、新井素子さんなども大好きでした。高校では、リチャード・P・ファインマンさんというアメリカの物理学者の本を、そして大学に入ってからは、アイザック・アシモフさんやアーサー・C・クラークさんなどのSF小説など、宇宙につながる本をたくさん読んでいました。宇宙への夢を膨ませるうえで、その影響は大きかったと思います。

 

外国で宇宙飛行士として訓練をしたり、いろいろな国の宇宙飛行士や技術者と仕事をしたりすると、長く接するうちに仕事以外のいろいろな話題が出てきます。その時にも「アーサー・C・クラークのあのSF小説読んだ?」といった会話で共感が得られることが多くて、うれしかったですね。訓練でロシアに行った時には、村上春樹さんの小説がロシア語に翻訳されていることを教えられビックリ! その話で盛り上がって意気投合しました。

 

出典:山崎直子さん(宇宙飛行士)が語る、「夢をかなえる読書術」【前編】 -ベネッセ教育情報サイト

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