反面教師にしたい!? 保護者のかたが経験された受験トラブル

受験シーズンもこれからいよいよ本番を迎えようとしています。そこで、お子さまの受験を経験された保護者のかたにアンケートを実施。さまざまな受験トラブルについて聞いてみました。

受験の手強い敵、「腹痛」と「インフルエンザ」が2大トラブル

まずは試験前や受験当日の体調不良を起こしてしまったことがあるかについて聞いてみました。中でも多かったのが緊張で腹痛を起こしてしまったという答え。また、時節柄インフルエンザに関するエピソードも多数寄せられました。

・「受験の一週間前にインフルエンザにかかった」(高校受験)
・「当日インフルエンザにかかり、別室で受験した」(高校受験・大学受験)
・「センター試験の前夜より発熱し、インフルエンザと判明した。欠席の手続きに奔走し追試をうけることになった」(大学受験)
・「中学受験の前日、インフルエンザにかかり受けられなかった」(中学受験)

中には、「本人はいたって元気でしたが、親の私が受験直前にインフルエンザにかかってしまい、移さないか気が気じゃなかった」という回答も。
インフルエンザをめぐっては、とにかく予防のために神経を張り詰めている親子の様子が伺えます。

ほかにも、
・「前日に徹夜して試験中に眠ってしまった」(中学受験)
・「私立の受験一週間前に学校の体育で利き手の中指を骨折。幸いマークシートだったので無事合格だった」(高校受験)
・「受験の前に体育の時間に鼻にボールをぶつけ骨が折れていて痛みに耐えながら受験をしました」(中学受験)
・「入試の10日前に40度の高熱と発疹で入院したが、当日、なんとか外出届を出してもらい、病院から高校へ受験しに行けた」(高校受験)
など、さまざまな回答が寄せられました。

中には「毎日の塾通いで疲れて高熱が出て救急病棟に入った。試験当日までには治らず受けられなかった」(中学受験)という答えもありました。身体面の不調はいくら気をつけていても、どうにもならないことが起こるもの。思いもよらない出来事に、もどかしさを感じているご家庭もあるようでした。

メンタル面の不安は「料理でサポート」のご家庭多し

次に、メンタル面での不調について聞いたところ、緊張感からイライラしたり、プレッシャーを感じ不安な気持ちになってしまうお子さまが多いようでした。しかし、その一方で、保護者のかたはお子さまのそんな気持ちに寄り添い、励ましや気分転換を図っているご家庭も多くいらっしゃいました。

・「親子ともどもイライラしたときには、出かけるなど気分転換をはかった」(中学受験)
・「勉強の話をするとすぐケンカになってしまうので、あえて別の話題をふるようにしていた。模試の結果が悪く落ち込んでいたので、好きなメニューを作ってはげました」(高校受験)
・「あまり勉強の話はしなかった。センター試験が終わった日には大好きなチョコレートのデコレーションケーキを買いました」(大学受験)
など、思い切って気分転換をしたり、お子さまの好きな料理で応援したりするというご家庭も多く見受けられました。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:中学・高校・大学受験をされたお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年10月31日~2016年11月14日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,156名

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