「親と行く」がふつう!? 今どきのオープンキャンパス事情

近年、保護者と一緒にオープンキャンパスに参加する高校生が増えています。大学の方でも保護者の対応に力を入れていて、なかには保護者のためのキャンパスツアーや保護者を対象として個別相談会を設けている大学もあります。「自立を促すためにひとりで参加させる」という考え方もありますが、保護者が一緒に参加することで、お子さま自身のメリットになることもたくさんあります。今回の記事では、保護者がオープンキャンパスに参加するメリットをご紹介します。

イマドキの大学の様子を自分の目で確かめることができる

保護者の中には、自分自身が高校生、大学生だった時代のイメージをもとに、大学を評価するかたもいらっしゃいます。しかし、学びの内容、施設・設備、学生の気質、入試方式、難易度などさまざまな面で、大学は変化しています。保護者世代の進路選択に悩んでいるお子さまに対して、昔のイメージでアドバイスをすると、「うちの親は何もわかっていない」と不信感をもたれてしまうかもしれません。オープンキャンパスは、今のリアルな大学事情を知るよい機会です。先入観を捨てて自分の目で確かめ、お子さまの志望する大学を評価するように心がけてください。お子さま自身も「学費を出してもらうのだから、親にも納得してもらえる大学に進学したい」と考えているはずです。

進学費用に関する問題をクリアにできる

それぞれの家庭で事情が異なるでしょうが、多くの場合、保護者が学費を負担することになります。そして、高校生自身は保護者が思っている以上に、進学費用を気にしています。オープンキャンパスで保護者向けの相談会を開催する大学もたくさんありますから、この機会に進学費用に関する疑問をクリアにしておきましょう。入学金、授業料のほかにも、寮に入る場合の費用、留学する場合の必要経費など、必要なお金は多いものです。予定したよりも、高額になることがわかったというケースも出てくるでしょう。

反対に「遠方の私立大には進学させられないと思っていたが、特待生制度や学生寮を活用すれば、なんとかなることがわかった」というケースも考えられます。進学費用の問題をクリアにしておかないと、お子さまの将来の選択肢を狭めてしまう可能性もあります。ぜひ、オープンキャンパスを活用して、進学費用について具体的に検討してみましょう。

本人と将来のことを話し合うよい機会になる

ふだんの生活の中では、改まって将来を話し合う時間を取るのが難しいもの。オープンキャンパスは親子で将来の進路について話すよい機会です。帰りの電車の中で感想を述べ合うのもよいでしょうし、帰宅後にじっくり話し合うのもよいでしょう。その際に心がけたいのは、保護者が自分の意見を主張しないようにすること。進路を決めるのはあくまでお子さま自身です。本人の考えを受け止め、考えが偏っているような場合、第三者の意見として客観的なアドバイスをしてあげるようにしましょう。

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