中学受験の国語 接続語攻略のカギとなる3つの要素とは?
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国語の接続語が苦手な小6女子。保護者も一緒に学習に取り組んでいるが、なかなか成果が出ないという。悩む保護者に、平山入試研究所の小泉浩明氏が効果的な学習法をアドバイス。
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【保護者からの質問】
国語の接続語をうまく使うことができません。子どもに質問をし、その答えを必ず接続語を使って説明させるようにしていますが、なかなか上達しません。上達するよい勉強方法はありますか?(小6女子の母親)
【小泉氏からのアドバイス】
接続語は、文章を読み書きする時にカギとなる大切な言葉です。上手に使えるようになるには、まず接続語の「分類」「例」「働き」を学びましょう。「順接‐だから」「逆接‐しかし」「説明(まとめ‐つまり・理由‐なぜなら・補足‐ただし)」「例示‐たとえば」「添加‐さらに」「並列‐また」「選択‐または」「転換‐さて」というように、分類とその例をセットで覚えます。それぞれの「働き」も、「順接‐当然の結果があとにくる」と言えるようにします。
次は短文を作る練習です。「雨が降ってきた。そこで、持ってきたカサをさした」などと子どもに例文を作らせたり、「夜になって冷え込んできた。だから…」と前半の例文を与え、後半を子どもに考えさせたりするとよいでしょう。
接続語に慣れてきたら、次は穴埋め問題に進みます。入試では、かなり紛らわしいものが出題されますが、分類や役割をしっかりマスターすれば、高い確率で解けるようになると思います。また、接続語が出てきたら、そのあとに続く文章を読む前に展開を予想させるのも読解力を付ける練習になります。さらに記述問題では、「Aは…である。一方、Bは…である」というように、接続語を使ったいくつかの「型」を知っていると答案が書きやすくなります。説明的文章が苦手な子どもは特に、文章の読み書きするために重要なアイテムである接続語をしっかり学習するようにしましょう。
出典:文章の接続語をうまく使うことができません[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト
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