単純記憶や山はりではたち打ちできない! センター試験に向け、高1・高2生が今からやるべきこととは?

単純記憶や山はりではたち打ちできない! センター試験に向け、高1・高2生が今からやるべきこととは?昨年に続き、今年も特に国語で大きな波乱があったセンター試験。「山を張ることや丸暗記ではもはやたち打ちできない」と話すベネッセ教育総合研究所の村山和生氏が、高1・高2生が今、備えておくべきことをアドバイスする。

 

***

 

教科書中心に幅広い知識を問われたことで、特定の分野に山を張っていたり、苦手な分野があったりした受験生は、非常に苦戦を強いられた今年のセンター試験。Aに対してBという単純記憶だけではNG。どの教科でも、知識をその前後の関係性の中でどう理解しているかなど、より本質的な力が問われるようになっています。さまざまな素材に触れ、資料を読み、回答解説や別解を読み込み、自分が今まで気づかなかったようなアプローチや解き方がないか振り返る。これらをしっかり行うことが、今の高1・高2生が受けるセンターでの得点につながると思います。

 

今年のセンター試験の結果を受けてこれから対策を立てようと思っても、今、いきなり問題を解いても自信をなくすだけです。何しろ高3の受験生が解いて平均点があれほど低い問題なのですから、解けなくて当たり前です。それよりまずは、この1年間にやった小テストや中間考査、期末考査を、年度末のこの機会にもう一度見直すことです。新しい学年に進級する前に振り返りをすることで、どの教科をしっかりやるべきか、その目標立てにも役立つと思います。

 

その時にぜひやってほ欲しいのは、解答・解説や別解を読み込むことです。そして、解答・解説が付いているものは、正解・不正解に関わらず全て読むこと。正解した問題でも、実は別のアプローチがあることを発見できますし、何より読むだけで復習になります。「○が付いているからOK」ではなく、解くのに時間がかかった問題などは、教科担任の先生をつかまえて、もっと速く解く方法がないか質問してみるとよいでしょう。

 

今の高1・高2生は教科書で扱う量が増え、授業のスピードも上がっているので、家でやらなければいけない課題の量も増えているはずです。そのため、宿題や課題の対応に追われ、復習の時間が取れていない人も多いことでしょう。少なくとも、定期考査ごとにしっかりと時間をとって復習する、という意識を必ず持つようにしてください。

 

出典:問われる力が変わるセンター試験 新課程で現役生が今から始めるべき対策とは? -ベネッセ教育情報サイト

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A