マンガ:痛感しちゃったんだ、うぃる。 おぐらなおみの「受験うぃる。」~高2編~
++痛感しちゃったんだ、うぃる。++
前回「いっそのこと勉強をやめてみる。」と宣言したムスメですが、
そんな事情をものともせず、テストも模試もやってくるわけですよ、容赦なく。
以前だったらテスト期間終了後「いやー、この解放感! いいねいいね!!」と浮かれていたのが一転、
帰ってくるなりどんよりと、ほの暗い顔をしておりました。
そりゃそうだ、勉強しなければ成績は下がる。当たり前のことだと思います。
しかし(親から見る限り、ですが)、どうもムスメは「勉強しなくてもそこそこできるんじゃ?」と
考えていたのではないか? そんな思いがよぎりますよ、母の胸に。
最低限の予習・復習はしていたようですが、本当に最低限、ギリギリの勉強だったことは一目瞭然。
そっと部屋を覗けばいつでも、雑誌を見ながら口がモグモグ動いている。
(そう、実はムスメの「ダラダラ食べ」も私にとっては悩みの種であるのですが、
言っても聞かない。買い置きのお菓子や、自分で買ってきたアイスクリームを食べているよう。)
そして結果的に自分で考えていたよりも下がった成績にがく然、ということなんでしょう、多分。
だから「どうしてこんなこと(成績急降下)になっちゃったのか。」という発言につながったのでしょう。
「勉強しないと、成績は下がる。」とつぶやいたムスメの本当の気持ちは測れません。
「このままじゃいけない(やっぱり勉強しないと)!」 だったら万々歳のヤッホー!なんですが、
「もうこのままでもいいや(やっぱり勉強はしない)!」だったら困る。本当に困ります。
いや、本当のことを言えば彼女の人生ですから、勉強しようがしまいが私としては構わないわけです。
しかし……しかしですよ、ちょっと前までの、そう、第一志望を決めたときのムスメの表情を
私は知っているのです。「夢」とか「希望」とか、そういったものがあふれ出ていたあの顔です。
それを忘れてしまったムスメに「もうちょっとがんばってみてよ。」と言うのは厳しいか?
今はやっぱり見守る時期なのか……?
そして「運動しないと体重は増える。」この「当たり前だけど、すごく怖い現実の言葉」は、
私自身の心の中に強く伝わって欲しい。ええ、本当に……。