夕飯には「トンカツ」。受験生がいると気にしてしまうゲン担ぎはアリ?
受験生を持つ家庭の受験間近のメニューといえば「トンカツ」が定番。これに限らず、この時期はゲンを担ぐアイテムが目につくものだ。受験生の母親でもあるマンガ家のおぐらなおみ氏はこれが苦手な様子……。
受験生が身近にいるせいでつい目についてしまうのか
はたまた実際に数が増えているのかはわかりませんが
合格祈願的な言葉を模した商品が多くなったような気がします。
「受かる」「落ちない」「突破」「合格」
そんな言葉に語呂合わせした商品名を見ると
まあよく考えたものだなあとしみじみ思います。
で。
こういうものを目にしたとき「買ってしまう人」に対して
いいなあ……と思ってしまうわけですね。
「ほら、こんなの売ってたから買ってきたわよ!」……と、
エコバックから「合格焼き肉のたれ(容器が五角形になっている)」を出す母、
それを見た子(受験生)が
「やったー! このたれ使えば合格だ!」と大喜び。
一家団欒ステキなご家庭でうらやましい限りです。
※「合格焼き肉のたれ」は私が考えた架空の商品ですが、いかにも実在しそう……。
私はなんとなくその商品がレジかごの中に入っているのが気恥ずかしく、
そしてさらに受験を目前に一気にナーバスになってしまったムスメの逆鱗に
触れるような気がしてならないのです。
いやいや、実際のところうちのムスメは面白いものが大好物ですから
喜んで一緒に笑ってくれるとは思うのです。
しかしイメージとして受験時期の「親のユーモア」に
カチンときてしまうのではないかつい考えてしまう。
それはやっぱり15歳のときの自分がそうだったからではないかと。
私はそういう親の思いやりは受け入れられなかったので
夕飯に「トンカツ」なんて出されたらきっと激怒していたことでしょう。
そう思うと、ムスメの素直さ加減にはありがたいと思うし、
年老いた母に対して「あの頃はゴメン……」と謝りたい気分にもなります。
とにもかくにも、受験生の子どもを持つといろいろな感情がぐるぐると回って
大変だなーという話でした。
本当に「いよいよ」です。
ところで先日行われた私立高校入試ですが、無事合格いたしました!
初めての受験、親子ともどもヘトヘト気味でしたが
これで心置きなく公立受験に挑戦できます。
本当にあと少し……。
後悔のないよう、親子ともども気を引き締めていきたいと思います。