算数「平面図形と比(2)」[中学受験]

問題5
図の平行四辺形は辺BCが12cmで、辺BCを底辺としたとき高さは10cmです。点E、F、G、Hは辺ABを5等分した点です。点L、M、Nは辺CDを4等分した点です。さらに点P、QはENを3等分した点です。このとき、斜線部分の面積は     cm²です。

図
(青山学院中 2008年)
<問題5の考え方と答え>
求める四角形の面積を2つに分けて考えましょう。
次の図のように補助線をひきます。

図

平行四辺形ABCDの面積は、
    12 × 10 = 120(cm²)  ですね。
求める四角形QBCNの面積は、次の考え方で求められます。
    四角形QBCNの面積 = 三角形BNQの面積 + 三角形BCNの面積
では、それぞれの三角形の面積を求めていきましょう。

【三角形BNQ】




【三角形BCN】


よって、求める四角形QBCNの面積は、
    16 + 15 = 31 (cm²)
(答え) 31cm²


いかがでしたか?
図形問題には算数のおもしろさがいっぱいあふれていますよね? そう思いませんか?
相似の図形を見つけたときの喜び、こう考えたらイケるんじゃない? …とヒラメいて解けたときの快感。
キミもどんどん解けるようになってきたら、この楽しさを体感できるよ。
「絶好調!」と声に出してがんばってください。



合格総理大臣 ミスター・ツカム



プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

子育て・教育Q&A