高校生のなりたい職業ランキング8位は、ますますニーズが高まる「ゲームクリエイター」! 気になる給料や向いているタイプは?

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高校生に、将来なりたい職業についてアンケートを実施しました。
この記事では、TOP10にランクインした一つ一つの職業について、仕事内容から将来性、そのための進路や適性まで、詳しい情報をお伝えしていきます。今回フォーカスするのは、第8位の「ゲームクリエイター」です!
第1位~10位までのランキングは、ページの最後で発表!

この記事のポイント

ゲームクリエイターって、どんなオシゴト?

ゲームクリエイターとは、ゲームの企画・制作に関わる仕事の総称

ゲームの制作にはいくつもの工程があり、それぞれの工程には異なる専門知識やスキルを備えた多くの人々が関わっています。その職種もさまざまで、ゲーム制作で統括的な役割を果たすゲームプロデューサーやディレクター、ゲームを企画・構成するプランナー、キャラクターの設定やシナリオを作成するシナリオライター、キャラクターや背景を作製し、CGとして仕上げるグラフィックデザイナー、コンピュータを使ってゲームのプログラムを作成するプログラマー、ゲームのサウンドや効果音を担当するサウンドクリエイターなどがあります。これらゲーム作りにかかわる職種を総称して、「ゲームクリエイター」と呼んでいます。
ゲームクリエイターの多くは、ゲーム関連の企業に所属していますが、中にはフリーランスとして活動している人もいます。ゲームの制作では、さまざまな職種のゲームクリエイターが互いに協力し合いながら製作を進めていくことになります。

ゲームクリエイターの働き方って、どんな感じ?

生活は不規則になりがち。勤務時間が自由な反面、深夜まで働くことも

ゲームクリエイターは、ゲームメーカーやゲーム制作会社・運営会社に勤めるほか、独立してフリーランスで働くケースもあります。
所属する企業や働き方によっても異なりますが、勤務時間が比較的自由である反面、生活は不規則になりがちです。ゲームの発売予定日が近くなると、作業が深夜まで及んだり、徹夜続きになったりすることも珍しくない様子です。

ゲームクリエイターの給料って、どれくらい?

給料・年収は、経験や能力によって異なる

ゲームクリエイターの給料は経験や能力、また職種や勤務先によって異なります。管理職でもあるプロデューサーやディレクターになると、年収も高くなる傾向があるようです。また、高度な専門技術や新しい技術を使いこなせるなど個人の技術力が評価につながる場合も多い様子です。

ゲームクリエイターの将来性は?

衰えない国内外のゲーム人気を受け、ニーズはますます高まりそう

近年、インターネットやスマートフォンといったゲーム機以外の媒体を使ったゲームが普及しています。オンラインゲームやソーシャルネットワークゲームなどは市場規模、利用者数ともに増加傾向にあるようです。また、VR(ヴァーチャル・リアリティ)の活用など、より楽しく新しいゲーム作りをめざして、専門知識や企画力、技術力の重要性が高まることも見込まれます。
日本のゲームソフトは海外でも人気が高く、輸出産業として大きな可能性を秘めています。このような面を考え合わせると、ゲームクリエイターへのニーズは今後もますます高まっていくと考えられます。

ゲームクリエイターに向いているのはどんなタイプ?適性は?

「ゲームが好き」という思いに支えられた、創造力と体力が必須

ゲームクリエイターには、最低限のコンピュータ知識が必要なのはいうまでもありませんが、それ以上に求められるのがアイデアです。例えば、人気の高いロールプレイングゲーム(RPG)では、よりおもしろく、より複雑なストーリー展開、高いグラフィック性などが常に要求されます。そのニーズにこたえられるだけの斬新なソフトを生み出す創造力が不可欠です。
加えて、勤務時間が不規則になりがちなため、それに対応できる体力や忍耐強さも必要です。それらを支えるのは、「ゲームが好き」という強い思いに他なりません。

多くの専門職からなるゲームクリエイターは、職種によって求められる力が異なります。プランナーやディレクター、シナリオライターには、企画をわかりやすく伝えたり、スタッフ間でのやりとりを円滑に行ったりするためのコミュニケーション能力が求められます。グラフィックデザイナーならデッサン力、プログラマーならプログラミング能力が欠かせません。また、ゲームクリエイターは英語表記の機材などを扱う機会が多いため、英語を読み解く読解力も必要です。
ゲームクリエイターをめざす場合はまず、自分がどのような形でゲームに関わりたいのか、見極めることが大切です。

では、ゲームクリエイターになるにはどうすればよいのでしょうか?その過程について考えてみましょう。

ゲームクリエイターになるにはどうすればいいの?

ゲームメーカーや制作会社に就職するのが一般的。売り込みやコンクール応募の手も

ゲームクリエイターに学歴はあまり関係なく、必須の資格もありません。一般的には、大学や専門学校でコンピュータの基礎知識などを学んでから、ゲームメーカーやゲーム制作会社に就職するというケースが多い様子です。その場合は、それぞれの会社がどのようなゲームを制作しているかを把握したうえで、自らの興味やスキルを活かせる会社を目標にするとよいでしょう。
一方、ゲームが好きでゲームについて独学で勉強してきた、アイデアやシナリオの制作、ゲームの組み立てに自信があるなどという場合には、オリジナルの企画をゲームメーカーやソフト制作会社に売り込むという方法もあります。評価を得ることができれば、その会社でゲームクリエイターとして働けるチャンスに恵まれるかもしれません。また、ゲームメーカーなどが行うコンテストに応募するのも一つの手です。実力を認められればゲームクリエイターになれる可能性があります。が、いずれも高度な専門知識やスキルが前提となるため、まれなケースであることは否めません。

高校生 なりたい職業ランキングTOP10

1位 地方公務員
2位 看護師
3位 保育士
4位 国家公務員
5位 一般事務
6位 ファッションデザイナー
7位 歌手・ミュージシャン
8位 ゲームクリエーター
9位 薬剤師
10位 技術系研究・技術者

意外に堅実な職業から、表現・クリエイティブ系の職業まで多彩なラインナップになっています。
高校生には、未来に向かって自分らしく、興味や関心を追いかけてもらいたいもの。そのためには、情報収集も欠かせませんよね。

まとめ & 実践 TIPS

高校生のなりたい職業8位のゲームクリエイターは、ゲームの企画・制作に関わる仕事の総称です。ゲームクリエイターには、統括的な仕事を行うプロデューサーやディレクター、シナリオを作成するシナリオライター、CGを作成するグラフィックデザイナー、プログラムを作成するプログラマー、音楽を担当するサウンドクリエイタ—などさまざまな職種があります。職種によって求められる力は異なりますが、より楽しく、新しいゲームを生み出す創造性と共に、不規則になりがちな勤務に応える体力も必要とされる職業です。ゲーム市場や利用者数は現在も拡大しつつあり、ゲームクリエイターのニーズは今後ますます高まっていくとみられています。

「ゲームクリエイターになりたい!」と考えている高校生は、どんなところに魅力を感じているのでしょうか?この情報も手がかりのひとつにして、夢に向かって進み続けてくださいね!

この職業になれる専門学校を探す
https://manabi.benesse.ne.jp/senmon/search.html?shikakuCd=&category=11&work=M117

出典:マナビジョン なりたい職業ランキング
https://manabi.benesse.ne.jp/shokugaku/jobranking/naritai/?utm_source=kj&utm_medium=banner&utm_campaign=manabi

ランキングは2018年8月~9月に実施した高校生対象のWEBアンケートの結果
※マナビジョンに掲載中の職業の中から選択

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