子どもの将来、どちらが安泰!? 中学受験の志望校、進学校か付属校か

大学進学を見据えての中学受験の志望校選び。進むべきは大学の付属校? それとも進学校? 森上教育研究所を主宰する森上展安氏が、それぞれのメリットとデメリットを解説する。

 

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進学は楽だが、社会での競争力が育ちにくい付属校
大学受験を考えずに充実した学校生活を送りながら、付属大学に進学できるメリットがありますが、社会に出たときに大学受験を経験した人との競争に負けてしまうかもしれないというデメリットがあります。

 

高ランク大学への進学可能性がある一方、燃え尽き症候群になる可能性も秘めた進学校
付属大学よりもランクの高い大学に進学できる可能性がメリットですが、大学受験ですべてのエネルギーを出し尽くしてしまうほど勉強し、抜け殻のような状態で大学に進学し、大学では何にも取り組めず、得るものがなかったということになる可能性がデメリットです。

 

しかし、子どもの性格や能力を考えて付属校または進学校を悩んだとしても、子どもが成長した時にどのようなことを希望するかわからないので、正解はないと思います。それでも親として、子どもの将来を考えて真剣に悩むべきでしょう。悩まずに学校選定を行うと、進学先で付属校・進学校の問題が起きたとき、「どうしてあの時、きちんと検討しなかったのだろう」と後悔が残り、前向きに問題に取り組むことができません。

 

出典:志望校を付属校にすべきか? 進学校にすべきか?[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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