中学1年生・2年生の夏休みの過ごし方 この夏をどう過ごすか[高校受験]

お子さまが中学1年生・2年生の場合は、受験学年になるとなかなかできないことをしておくことをおすすめします。家族で旅行に出かける、自然に触れる、本を読む、スポーツをする、趣味に打ち込む、お稽古事をめいっぱいやる……、それに家の手伝いも、たくさんさせてください。夏休みを通して、朝食作り、食器の片付け、調理器具洗い、ゴミ捨て、洗濯、洗濯物干し、家の簡単な掃除、風呂掃除、買い物などから、いくつか分担してもらってはどうでしょう。家事を通して、食べ物、調理器具、家具、調度品、建具などの名前や機能、モノの値段など、日常生活の常識がいろいろ身に付くものです。

そして、祖父母がいるなら、お子さまだけで訪問させてみましょう。お年寄りの家の家具、生活習慣、お年寄りとの会話が、お子さまの視野をグンと広げてくれます。保護者のかたには失礼な言い方になるかもしれませんが、今ではお年寄りほどきちんとした日本語を使っているものです。そうした点からも、お年寄りの家に泊まりがけで出かけさせることをおすすめします。

そのほか意識してやっていただきたいのが、家族一緒に食事を取ることです。最近は多くの家庭で、それぞれ食事の時間が異なる「孤食」になりがちです。ですから、夏休みには、たとえば父親の出勤時間に合わせて朝食を食べる、土日は必ず夕食を一緒に食べるといったことを心がけてください。
中学生時代にこうした親子の日常的な積み重ねがあるかどうかが、思春期の難しい時期、反抗期の時期を迎えた時に、大きな問題が生じるか、軽く克服できるかにつながってきます。
また、受験の面でも、食事時の会話が子どもの視野を広げたり、大人の言葉を覚えたりして大変役立つものです。

このように、夏休みこそ普段と違うことをさせて、お子さまの成長につなげてください。


プロフィール


安田理

大手出版社で雑誌の編集長を務めた後、受験情報誌・教育書籍の企画・編集にあたる。教育情報プロジェクトを主宰、幅広く教育に関する調査・分析を行う。2002年、安田教育研究所を設立。講演・執筆・情報発信、セミナーの開催、コンサルティングなど幅広く活躍中。
安田教育研究所(http://www.yasudaken.com/)

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