福袋やセールを通して考える「お店の売り方」「お客の買い方」

どれもお得? どれがお得? ゲーム感覚で値段計算にトライ

バーゲンのときでなくとも、街で買い物をすると「20%OFF!」や「このクーポンで500円引き」などといった表示をよく目にすると思います。似たような商品が値引きされていたら、ついつい値引き表示のついているほうを買いたくなってしまいますね。
こうした客の心理をくすぐり、買いたい気持ちを高めているのが値引き表示です。値引きの表示にもいろいろな方法があります。店で見かけたときは、ちょっとした算数ゲームのつもりで、どれが一番お得かなどを親子で競争して計算してもおもしろいですね。


親子でやってみよう

下の定価の商品にそれぞれこんな値引き表示がついていました。それぞれがいくらになるのか計算してみましょう。また、一番お得なのはどの商品でしょう。

ア) 定価1000円が2割引き
イ) 定価1500円が500円引き
ウ) 定価500円のものが2つで700円
エ) 定価2000円が50%オフ



<答え>
それぞれの値段:ア)800円 イ)1000円 ウ)700円 エ)1000円
一番お得な商品:下のように割引率を比較すると、エ)となります。



例えば「50%OFF」や「1000円引き」と値引き表示に大きい数字が書いてあったり、「30%OFF」表示に上書きされる形で「50%OFF」の表示があったりすると、かなりお得感がありますね。
支払うお金は同じでも、割引率や値引き額の大きいものを買ったほうが客の満足感は高いはず…そうした店側の工夫が活きているのが値引き表示です。
また、値引き表示にも「●%OFF」「●円引き」「●円以上お買い上げで●円引き」などさまざまな種類があります。こうした表示に注目して、どんな表示だったら買いたくなるかをお子さまと話題にしてもいいと思います。

店も客も昔と比べると大きく様変わりしました。しかし、どんな時代になっても常に売る側と買う側があり、商売の形はその時代にマッチしたものとなっていきます。おうちのかたもそうした時代の変化や、今住んでいる地域の商店の変化などは肌で感じられているのではないでしょうか。
適性検査では地域についての理解や、自分の意見を述べる力も問われます。毎日の生活のすべてが適性検査、ひいてはお子さまの今後に役立つものとなるはずですので、バーゲンセールや初売りの店頭でも、適性検査に役立つ取り組みを楽しく工夫してみてください。


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「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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