「塾に行かずに受検に挑戦したい」という意欲がきっかけ。家庭学習だけの受検対策で合格!

志望校を決めてから、どんな対策や勉強を始めましたか?

将吾さん

塾には行かずに受検に挑戦すると決めたので、作文対策用の教材と過去問で受検対策を始めました。特に過去問は志望校のものを何度もくり返して解きました。1つの問題を切り口を変えて3回くらい解いてみたり、作文も違う内容で何度も書いたりしました。


お母さま

公立中高一貫校の適性検査には、勉強以外のいろいろな経験や知識が必要だと思ったので、子どもが受検を意識し始めた頃から意識的にテレビのチャンネルをニュースに合わせたり、時事問題について話し合ったりしていました。あと、新聞を読むといいと聞いたので、試しに小学生新聞をとってみましたが、もともと新聞を読む習慣がなかったのでうまく続けることができませんでした。無理して続けるより子どもに合った方法で対策を進めたほうがいいと思いましたね。公立中高一貫校の適性検査の問題は、ただ知識が問われるものではないので、結果的には塾に行かなくてもよかったのかもしれません。



受検をやめようと思ったことはありましたか?

お母さま

親の私がありました。冬休み前くらいに周りにいる受検生のお子さんの話を聞くと、皆さんすごくがんばっていて焦ってしまいました。将吾があまりにものんびりしているのにいら立って「そんなことじゃ一緒に受検する子たちに失礼だよ。勉強しないなら受検はやめなさい!」と怒って、教材の冊子をぐしゃっと丸めてしまったこともありました。


将吾さん

その頃は「受検本番までまだ少し余裕があるから、冬休みが終わったら本気で勉強しよう」と思っていました。母に怒られて、しばらく黙々と勉強しました。マンガは夏休み明けに封印し、冬休み明けにはゲームも封印しました。その代わり、ピアノを弾いたり、ジョギングをしたりして気分転換しました。週末のサッカーも最後まで続けていて良かったと思います。



受検当日はどうでしたか?

お母さま

時間にかなり余裕をもって家を出て会場に向かいました。当日は大雪にもならず、電車が遅れることもなく、無事に着いて安心しました。


将吾さん

校門のところに塾の先生たちがたくさん見送りに来ているのを見て、塾に行っていなかった僕は圧倒されました。会場に早く着きすぎて、教室に入ったらまだ10人くらいしかいませんでした。教室はシーンと静まり返っていて、待っている時間がすごく長く感じました。模試などはほとんど自宅で受けていたので、大きな会場で人がいっぱいいる中で受検したのは楽しかったです。本番の問題は過去問と出題の傾向が同じだったので、時間配分がすぐつかめてよかったです。



常に持ち歩いていたという志望校の過去問と、前日に書いた「作文の心得メモ」。受検当日、会場に持って行きました


受検を振り返っていかがですか?

将吾さん

あまり思いつめずにポジティブな気持ちで受検に取り組むといいと思います。僕はもし落ちても地元の公立中学に行けばいいと思っていたので、よけいな気負いやプレッシャーを感じることなく本番を迎えることができました。ここは高校受験と大きく違うところですね。


お母さま

本番近くには、大人と対等に時事問題などの話ができるようになっていて将吾の成長を感じました。子どもの可能性を広げるためにも、受検に取り組んでよかったです。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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