すき間の時間を上手に活用して集中勉強。遊びや習い事と勉強を両立して合格!

大事なのは「気負いすぎない」こと

夏休みはどのように過ごしましたか?

麻里菜さん

心がけていたのは早寝早起きです。勉強は自分で予定を立てて実行するのが好きで、1日ごとに量と内容を自分で決めて取り組みました。午前中は夏休みの宿題、午後は進研ゼミの教材をやることが多かったです。
夏休みの自由研究は「ごみ問題」をテーマにしたんですが、1日に出た家のごみの重さを量ったり、ごみの種類を調べたりしてその結果を大きな紙にまとめました。
夏休みの宿題は7月中に終わらせてしまったので、8月に入ってからはけっこう自由にスケジュールを立てました。受検生だからといって遊びやイベントを我慢したくなかったので、祖母の家に遊びに行ったり父と野球観戦に行ったり、ソフトボールではピッチャーをやったりして、5年生までと変わらず楽しい夏休みを過ごしました。



夏休みの自由研究のテーマは「ごみ問題」。グラフやイラストを入れて分かりやすくまとめました。自由研究も自分で予定を立てて確実に仕上げました。


お母さま

いつもどおりの夏休みを過ごしたという印象です。塾には通わせていませんでしたし、夏期講習なども行きたがらなかったので、受検勉強は家庭での学習だけでしたが、お出かけ前の少しの時間にリビングで勉強したり、ピアノのレッスンに「チャレンジ」を持って行き、待ち時間にやったりと、習い事や旅行などのイベントの合間をうまく使ってちょこちょこと勉強する姿がありました。家族全員、麻里菜が受検生だからといって気負うことなく、普段と同じように接していましたよ。ちょっとは気を使ってあげればよかったかなと思うくらいです(笑)。



受検が近くなってきた頃の勉強や生活は?

麻里菜さん

父が教材のまるつけをしてくれるようになりました。作文対策用の教材は答えがひとつではないので、自分でまるつけをすると正解にしていいのか判断が難しい問題もあります。父にまるつけをしてもらうと、問題を解くのが楽しくなりました。
過去問を解き始めたのは冬頃からです。受検対策用の教材で適性検査の問題に慣れていたので、過去問にも抵抗なく取り組めました。でも適性検査の1週間前にインフルエンザにかかって適性検査本番の2日前まで寝込んでしまい、全く勉強ができなかったんです。治ってからの2日間も、過去問を少し解いたくらいでほとんど勉強できず、ちょっと不安になったとき、父が「1番で合格しなくてもいいんだよ。合格のボーダーラインを越えられればビリでもいいから」と言ってくれたので、不安な気持ちが和らぎました。


お父さま

もし落ちたら地元の公立中学に行けばいいと思っていたので、「落ちてもいいよ、受かったらもうけものだよ」という気持ちで接しました。結果にとらわれすぎてプレッシャーを与えないように、子どもを追い込まないように気をつけました。



受検当日のことを教えてください。

麻里菜さん

父の言葉のおかげなのか、当日はあまり緊張しませんでした。直前にほとんど勉強できなかったので、落ちても言いわけになるかなと思ったり(笑)。少し気になったことは、時間を計って問題を解くときにいつも目覚まし時計を使っていたんですが、適性検査の会場には音の出る時計類は持ち込みできなかったので、目覚まし時計を使えなかったことです。やはりいつも使い慣れている時計で受検したかったです。



受検を振り返っての感想を教えてください。

麻里菜さん

今振り返ると、もっと勉強机で勉強したほうがよかったかなと思っています。もともと妹と1つの机に椅子を並べて勉強していたので、妹が気になってしまい、机で勉強せずにリビングのテーブルで勉強することが多かったんです。リビングに家族がいる中でやるより自分の部屋のほうが勉強に集中できたのかなと。でも、反対に、どんなところでも集中して取り組むことには慣れたかもしれません(笑)。結果的には遊びも勉強もやりたいことは全部やったうえで合格できたのでよかったです。ずっと習っていたピアノや、5年生から始めたソフトボールの練習も、勉強と両立させることができましたし、6年生のときに漢検の5級もとることができました。


お母さま

お金をかけずに「受かったらもうけもの」という気持ちで受検させたのがよかったと思います。塾に行かせたりしてお金をたくさんかけたら、その分受かってほしいという気持ちが強くなって、欲が出てしまったと思うんです。うちは進研ゼミと学校の勉強だけだったので、気負うことなく中学受検に臨むことができました。
あと、公立中高一貫校1本に絞って受検対策をしたのもよかったですね。うちはもともと私立受験は考えていませんでしたが、公立と私立では問題の傾向が全然違いますから、私立中学も受験するとなると、志望校に的を絞って塾に通うことになり、勉強量が増えてそれだけ子どもの負担が大きくなると思いました。



小石川中等教育学校の学校生活はいかがですか?

麻里菜さん

授業がおもしろいです。特に数学の先生が最初の授業で「人は何のために数を数えるのか?」と質問したのが印象的でした。こんな質問は初めてだったので、やっぱり小学校と中学校は違うなと思いました。数学はがんばりたい教科のひとつです。部活はいろいろな部を見学して、ラクロス部に決めました。仲のいい友達もできて、学校生活がとても楽しいです。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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