適性検査に役立つ!年末年始の行事を通して日本文化に対する意識を高めよう
日の出・日の入りの時刻を調べて、推測する力、規則性を見つける力をつけよう!
日の出・日の入りの時刻は、「太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻」と定義されています。1年で最初の日の出が「初日の出」です。日の出・日の入りの時刻は国によって異なりますし、日本国内であっても地域によって異なります。ある調査では、日の出・日の入りを見たことのない小学生が約半数いたという結果も報告されているそう。最近は、太陽が東から上り西に沈むということを知らない子どもが多いとも言われています。今年はご家族で初日の出を見に行ってみてはいかがでしょうか。日が昇った時刻と方角を確認し、そのあと日が沈むまでの太陽の動きを考えてみましょう。
実際に見に行くのが難しいご家庭では、お子さまと地図や地球儀を見ながら、国や地域について、初日の出の時刻の早い順に順番を推測してみましょう。推測する力は、実は適性検査でとても重要な力です。適性検査では、あてはまる組み合わせを見つけたり、条件に合った方法を見つけたりする出題があります。限られた時間内でそのような問題を解くには、一つひとつ組み合わせを考えたり条件を確かめたりしていると時間が足りなくなってしまいます。与えられた条件と小学校で得た知識・経験をもとに、まず答えを推測したうえで実際に確かめるという方法が効率的です。さらに、天文情報関連のホームページなどにアップされている日の出・日の入り時刻の表を活用すれば、資料読解の学習にもなります。
親子でやってみよう
下の表は、2006年の東京と長崎の日の出・日の入りの時刻を表したものです。
2つの表を見て気づいたことを1つ挙げましょう。
東京と長崎の日の出・日の入りの時刻の違いについて、理由を考えてみましょう。
2つの地域をもっと比べやすくするために、グラフを作りたいと思います。あなただったらどのようなグラフを作りますか。説明してみましょう。
|
※国立天文台天文情報センター暦計算室のホームページより抜粋して作成