「政権交代」から日本の政治について考える

適性検査ではこう問われる

選挙制度のしくみや国会のしくみを知る / 議席数の変化やグラフから政権交代について考える


適性検査で政治について直接出題されることはまれですが、これまでにも投票率の推移から選挙について考察したり、政治的なかかわりによって自分たちの生活や環境がどう変わるのかを考えたりする問題が出題されています。
また、多くの公立中高一貫校で「国のリーダーとなる人材を育てる」という教育方針が掲げられていますし、今回の総選挙による民主党の躍進は日本の政治にとって歴史的なできごとであることからも、何らかの形で政権交代についての設問が折り込まれる可能性はあります。
具体的な数値や用語を覚えるよりも、選挙は国民や住民の代表者を選出する大切なしくみであること、国会などの議会政治や選挙の意味、内閣のしくみ、参政権は国民主権の表れであり、民主政治にとって極めて重要であること、さらに、国民は権利を行使する一方で勤労や納税の義務などを果たす必要があることなどを親子で理解しておくといいでしょう。


親子でやってみよう

国会や地方議会を見学してみよう!


一見、難しそうに感じる政治の世界ですが、実は私たちの生活に密着しています。知識として政治を学ぶよりも、まずは政治に興味をもたせるように導いていくことが大切です。
選挙の機会があれば親子で出かけたり、国会や地方議会の見学をしたりするのもいいでしょう。また、新聞で政治関連の記事を読む、国会で議決された法案をきっかけに自分たちの生活に影響があったこと(公共工事や福祉、教育など)を調べてみるなど、できるだけ政治を身近に感じられるよう、親子でできることをやってみましょう。


プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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