サッカーワールドカップをきっかけに世界を知ろう!気候や文化などから見る世界と日本
世界の文化を知ろう
ワールドカップの開催国ドイツは、ベートーベンやブラームス、バッハなど有名な音楽家を輩出している、クラシック音楽の大国です。スポーツでは、ワールドカップで過去3回優勝(西ドイツ時代)していることからもうかがえるように、サッカーの人気が高いそうです。
ドイツに限らず、図書館や資料館、イベントなどを通じてぜひ世界の人々の生活や文化に触れてみてください。初めは、音楽や食べ物、ファッションなど子どもが興味を持つような“ネタ”で話しかけてみるとよいでしょう。「この国の人はどんなものを食べているんだろう」「着ているものは日本と似ている?」「学校は日本の学校と違うのかな」などと話しているうちに、子どもの興味も次第に広がっていくはずです。また、適性検査を意識して、「もし海外に住む人に日本の文化を紹介するとしたら何を紹介する?」「ドイツの人にインタビューするとしたら何を尋ねる?」などについても考えてみましょう。
国際協力って?
お子さまの目が世界に向いてきたら、「国際協力」について親子で考えてみてもいいのではないでしょうか。小学生のお子さまには、「世界の中の日本人として行動する」「世界のために自分にできることをする」と言っても、ピンとこないかもしれません。人と人が仲良くなることや協力し合うことが大事なのと同じように、国と国が助け合うことの大切さを教えてください。
お子さまの通う小学校では、開発途上国に学校を建設するための募金活動をしたり、使われなくなった文房具を開発途上国の子どもたちに送ったりする活動を行っているケースもあるかもしれません。1つひとつの活動は小さくても、多くの人が参加すれば大きな力になることを伝えたいものです。世界の出来事を「自分とは関係ない話」と知らんぷりをしてしまうことのないよう、お子さまが自分の暮らしと世界とのつながりを考えるきっかけを保護者のかたがつくってください。