世界遺産から、日本の自然・文化を知る

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世界遺産の候補地を調べてみよう


日本からは、既に登録されている16の世界遺産(世界文化遺産・世界自然遺産)の他に、近い将来の登録を目指す候補地として、以下が暫定リストに掲載されています(2011年10月現在)。

・武家の古都・鎌倉(神奈川県)
・彦根城(滋賀県)
・富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県)
・富士山(静岡県・山梨県)
・飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群(奈良県)
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎県)
・国立西洋美術館本館(東京都)
・北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群(北海道・青森県・岩手県・秋田県)
・九州・山口の近代化産業遺産群(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・山口県)
・宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県)
・百舌鳥・古市古墳群(大阪府)
・金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(新潟県)

登録が認められるには、遺産として価値があるかということだけではなく、守るための体制が整えられているかなどについて、「世界遺産委員会」(ユネスコ)の審議を通らなければなりません。そのため、候補地ではさまざまな活動を行っています。

既に世界遺産に登録された場所だけでなく、これらの候補地について、登録されるためにどのような活動をしているのかを調べることも、世界遺産についての知識や考えを深めることにつながるだけでなく、日本の文化や自然について知り、理解を深めるきっかけにもなります。


もっと知りたい

日本の世界遺産を網羅した本/2011年に日本で登録された世界遺産について学べるサイト


WebサイトWebサイト
『みんなが知りたい! 日本の「世界遺産」がわかる本』『小笠原自然情報センター』『いわて平泉世界遺産情報局』
『みんなが知りたい! 日本の「世界遺産」がわかる本』

(メイツ出版/カルチャーランド(著)/1,575円=税込)

『小笠原自然情報センター』

http://ogasawara-info.jp/

『いわて平泉世界遺産情報局』

http://www.pref.iwate.jp/~sekaiisan/

2011年に登録された小笠原諸島と平泉も含めて、日本にあるすべての世界遺産を美しい写真とわかりやすい解説で紹介した本。世界遺産に登録されるまでの流れもわかり、候補地の暫定リストについても触れられています。2011年に世界自然遺産に登録された小笠原諸島の自然について紹介する、環境省関東地方環境事務所運営のサイト。豊富な写真で動植物を紹介しているほか、世界自然遺産として評価された点や自然を守る取り組みについても学べます。2011年に世界文化遺産に登録された平泉について紹介する、岩手県政策地域部政策推進室のサイト。900年以上の歴史を持つ平泉の歴史や文化遺産などについて、写真や文章だけでなく動画でも知ることができます。

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