北海道洞爺湖サミットから「地球温暖化問題」を考える
※2008年12月現在の情報に基づいた記事です。
今回のテーマは2008年7月に行われた「北海道洞爺湖サミット」。世界各国の首脳が集まったこの国際会議は、適性検査で問われる地球環境問題について考える絶好の素材です。まずは、関連した基礎知識をクイズ形式でご紹介していきましょう。
クイズde基礎知識
サミットの参加国は? 日本の温室効果ガス削減目標値は?
Q1
サミットの正式名称は「主要国首脳会議」。では、「サミット(summit)」とは英語でどういう意味でしょうか。
A. 山頂
B. 政治
C. 会議
A1 正解は 「A. 山頂」 です。
世界各国の首脳=トップが集まり世界全体にかかわる課題を話し合うことから、山の頂上になぞらえていわれるのです。
Q2
サミットは「G8」ともいわれ、世界の主要8か国(とEUの委員長)が正式参加します。では、次の中で、8か国に入っていない国はどこでしょうか。
A. ロシア
B. カナダ
C. 中国
A2 正解は 「C. 中国」 です。
G8は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアの8か国。新興国の中国は含まれていませんが、オブザーバーとして参加します。
Q3
北海道洞爺湖サミットで話し合われた重要なテーマのひとつが「地球温暖化問題」でした。1997年に京都議定書で、温暖化の原因となる二酸化炭素などの「温室効果ガス」の排出削減目標(2008~2012年)が定められました。この時の日本の目標は何%でしょうか。
A. 5.2%
B. 6%
C. 7%
A3 正解は 「B.6%」 です。
削減目標は国ごとに違い、5.2%は先進国全体の目標値です。7%はアメリカの目標値ですが、アメリカは2001年に離脱してしまいました。
Q4
日本政府は2007年5月、温室効果ガス削減の目標達成のために国民運動が必要であるとし、国民1人あたりの削減目標を示しました。それはどのくらいでしょうか。
A. 1人1日100グラム
B. 1人1日1キログラム
C. 1人1日10キログラム
A4 正解は 「B. 1人1日1キログラム」 です。
もしも国民全員がこの目標を達成すれば、年間4700万トンの二酸化炭素削減につながり、政府が目標としている「家庭部門で年間3800万トン」をクリアできます。