算数「平面図形の面積と角度」[中学受験]
■算数「平面図形の面積と角度」
こんにちは。ミスター・ツカムです。
前回に引き続き、今回も平面図形を取り上げます。「平面図形と比」と同じぐらい出題頻度(ひんど)の高い「面積と角度」の入試問題にチャレンジしていきましょう。
ここの問題は「パズルっぽい」というか、算数が大好きな人は得意な単元ですよね。あまり得意でない人はぜひ今回、克服(こくふく)してください。
自分で点の名前(点Aとか)を決めたり、補助線(ほじょせん)をひいたりして考えることに慣れてしまえば、案外すぐ得意になるかもしれませんよ。
わからなくても、すぐに解説を見ないで、「○分間は考えよう」…と考える時間を決めてアタマを使ってみてください。そうしたうえで解説を読むと「な~るほど。こう考えるのか!」と感動が大きいです。算数は「感動する教科」ですからね。
では、ミスター・ツカムといっしょにがんばっていきましょうね。
問題1 |
図のように、半径10 cmの円の中に正八角形があります。影(かげ)をつけた部分の面積は cm²です。ただし、円周率は3.14とします。 (神戸海星女子学院中 2008年) |
<問題1の考え方と答え> | ||||
まずは、パズル的な問題でアタマのウォーミングアップをしましょう。
初めに、三角形OBE について考えてみます。 正八角形の性質上、BD と AE は平行になっています。 だから、三角形OBE の底辺をOEとすると、 高さが同じなので、三角形ODE と 三角形OBE の面積は等しいことに気づきます。 |