得点率を上げる過去問演習 その1[中学受験]
12月と1月は、受験勉強の仕上げの時期と言われるのだが、実際は仕上げ以前の状態であるケースが大半である。この時期には苦手科目の対処法について「苦手科目を短期間に平均レベルまで引き上げる方法はありますか?」といった相談が多い。短期間に苦手科目を「得意科目」にすることは難しいが、ご質問のように「平均レベルまで」引き上げることが正しい処方だし、また可能なことだ。
苦手科目を科目→分野→単元のように細分化していくと、多少得意なところと本当に苦手なところがあるはずだ。過去に受けた模試や過去問の結果から、どこが本当に苦手かわかるだろう。苦手科目の中で、本当に苦手で、しかも志望校に頻出する分野または単元を決めて、これまで使ってきた塾のテキスト等で集中して学習し、演習して定着させる。この学習を2週間ほどの短期間に行い、演習は3回繰り返す。2回目以降は間違えた問題のみを解くことでスピードを上げる。<マトを絞って繰り返す>ということに尽きるのだが、上記の繰り返しで問題を見ただけで解法が浮かぶ、というところまで完成度を上げたい。
「短期間に得点をアップさせるならばどの科目に力を入れるべきでしょうか?」という相談も多い。算数や国語と比べ理科・社会は短期間に得点をアップさせることが容易である。理科・社会の得点が低い人は、苦手意識を持っていると思う。理科・社会が苦手になる原因から考えてみよう。算数や国語に時間を取られて学習していないケースや、理科や社会が嫌いなので手をつけていないケースが実は多いのである。また、単に暗記することが苦手で、知識が不足しているケースも多い。この年頃は物語を記憶する力が強いので、社会にしても理科にしても、練ったストーリーをすぐれた指導者に教えてもらうことである。飛躍的に記憶力と解答力がつくものである。
得意科目を学習するのであれば、子どものモチベーションは下がることはないが、苦手科目となるとモチベーションは下がるのが普通だ。いかにモチベーションを向上させて、苦手科目に取り組ませるかが成功の鍵となる。まず、子どもが「どんなに得意科目でがんばっても苦手科目で足を引っ張っては、志望校には合格できない。受験は総合得点だが、得意科目はすでに得点が高いので、それほど総合得点を伸ばすことはできない。むしろ得点が低い苦手科目を誰でもできるレベルまで伸ばすほうが楽だ」ということを納得させる。できれば、本人が苦手科目に立ち向かう気持ちになるよい指導者をつけることだ。
苦手科目を科目→分野→単元のように細分化していくと、多少得意なところと本当に苦手なところがあるはずだ。過去に受けた模試や過去問の結果から、どこが本当に苦手かわかるだろう。苦手科目の中で、本当に苦手で、しかも志望校に頻出する分野または単元を決めて、これまで使ってきた塾のテキスト等で集中して学習し、演習して定着させる。この学習を2週間ほどの短期間に行い、演習は3回繰り返す。2回目以降は間違えた問題のみを解くことでスピードを上げる。<マトを絞って繰り返す>ということに尽きるのだが、上記の繰り返しで問題を見ただけで解法が浮かぶ、というところまで完成度を上げたい。
「短期間に得点をアップさせるならばどの科目に力を入れるべきでしょうか?」という相談も多い。算数や国語と比べ理科・社会は短期間に得点をアップさせることが容易である。理科・社会の得点が低い人は、苦手意識を持っていると思う。理科・社会が苦手になる原因から考えてみよう。算数や国語に時間を取られて学習していないケースや、理科や社会が嫌いなので手をつけていないケースが実は多いのである。また、単に暗記することが苦手で、知識が不足しているケースも多い。この年頃は物語を記憶する力が強いので、社会にしても理科にしても、練ったストーリーをすぐれた指導者に教えてもらうことである。飛躍的に記憶力と解答力がつくものである。
得意科目を学習するのであれば、子どものモチベーションは下がることはないが、苦手科目となるとモチベーションは下がるのが普通だ。いかにモチベーションを向上させて、苦手科目に取り組ませるかが成功の鍵となる。まず、子どもが「どんなに得意科目でがんばっても苦手科目で足を引っ張っては、志望校には合格できない。受験は総合得点だが、得意科目はすでに得点が高いので、それほど総合得点を伸ばすことはできない。むしろ得点が低い苦手科目を誰でもできるレベルまで伸ばすほうが楽だ」ということを納得させる。できれば、本人が苦手科目に立ち向かう気持ちになるよい指導者をつけることだ。