得点率を上げる過去問演習 その2[中学受験]
この時期、適正な方法で過去問演習を行うことで、確実に得点力を付けることができる。「塾のカリキュラムが過密で過去問に取り組む時間がありません」という質問があるが、効果が高いものなので、時間を作ってでも過去問演習に取り組むべきだろう。塾の授業と過去問演習は、往々にして異質なものなので、子どもにとっても目先が変わってけっこう取り組みやすいのではないだろうか?
過去問は、解いたあとが大切だ。過去問演習は、
(1)誤答から不得意科目・不得意分野単元の調査を行い、弱点補強を行うことと、
(2)「答案作成テクニック」を身に付けて無駄な失点をなくすことで志望校の合格点に達することを目的としているのである。
「答案作成テクニック」には「時間配分」「ケアレスミスの改善」「分野融合型の問題への慣れ」がある。
「試験を受けると時間不足になるのですが、どうすればよいでしょうか?」という質問があるが、これは、(1)時間感覚(2)解答順序(3)ステ問判断を意識して過去問を演習することで解消できる。
(1)時間感覚:最終的には過去問演習を数多くこなすうちに身に付く。からだで時間の感覚をつかむまで過去問演習を行うことが大切だ。
(2)解答順序:知識問題・計算問題、小問、得意な分野単元から、解くようにする。
(3)ステ問判断:難問で時間をロスして取れる問題を落としていないか? 解答順序に沿って、不得意な分野単元の問題や少し考えて解法が思いつかない問題は、飛ばす。
特に(3)は解けない問題を見極める力もさることながら、むしろ解ける問題への集中力を上げることにポイントがある。
「ケアレスミスをなくす方法はありますか?」という質問があるが、これは、(1)計算間違い(2)転記ミス(3)設問読み違い(4)記述解答ミス(句読点の入れ忘れ、誤字脱字)を意識して過去問演習をすることで解消できる。
(1)計算間違い:計算は数字をそろえて、早くきれいに書く。暗算でミスをする場合は、なるべく筆算で。計算用紙は、他の問題の計算と重ならないようにきれいに使う。
(2)転記ミス:計算用紙、または解答用紙から「式または数値」を計算用紙、または解答用紙に書き写す時は、鉛筆を持っていないほうの指先で示しながら書き写す。
(3)設問読み違い:設問全体を勘違いする場合は、設問を少なくとも2回読む練習をするとよい。思い込みによる勘違いが多い場合は、「○○でないものを二つ選べ」という設問で「○○であるもの」を選んだり、「一つ」だけしか選ばなかったりするケースが多い。ミスをし易いところに「○○でないものを二つ選べ」のようにアンダーラインを付ける。
(4)記述解答ミス:句読点の入れ忘れや誤字脱字は減点の対象になる。
試験中は焦ってしまい、わかっていても解けなかったり、勘違いしてしまったりすることがある。過去問演習で試験に慣れていくと、このようなミスは少なくなる。
過去問は、解いたあとが大切だ。過去問演習は、
(1)誤答から不得意科目・不得意分野単元の調査を行い、弱点補強を行うことと、
(2)「答案作成テクニック」を身に付けて無駄な失点をなくすことで志望校の合格点に達することを目的としているのである。
「答案作成テクニック」には「時間配分」「ケアレスミスの改善」「分野融合型の問題への慣れ」がある。
「試験を受けると時間不足になるのですが、どうすればよいでしょうか?」という質問があるが、これは、(1)時間感覚(2)解答順序(3)ステ問判断を意識して過去問を演習することで解消できる。
(1)時間感覚:最終的には過去問演習を数多くこなすうちに身に付く。からだで時間の感覚をつかむまで過去問演習を行うことが大切だ。
(2)解答順序:知識問題・計算問題、小問、得意な分野単元から、解くようにする。
(3)ステ問判断:難問で時間をロスして取れる問題を落としていないか? 解答順序に沿って、不得意な分野単元の問題や少し考えて解法が思いつかない問題は、飛ばす。
特に(3)は解けない問題を見極める力もさることながら、むしろ解ける問題への集中力を上げることにポイントがある。
「ケアレスミスをなくす方法はありますか?」という質問があるが、これは、(1)計算間違い(2)転記ミス(3)設問読み違い(4)記述解答ミス(句読点の入れ忘れ、誤字脱字)を意識して過去問演習をすることで解消できる。
(1)計算間違い:計算は数字をそろえて、早くきれいに書く。暗算でミスをする場合は、なるべく筆算で。計算用紙は、他の問題の計算と重ならないようにきれいに使う。
(2)転記ミス:計算用紙、または解答用紙から「式または数値」を計算用紙、または解答用紙に書き写す時は、鉛筆を持っていないほうの指先で示しながら書き写す。
(3)設問読み違い:設問全体を勘違いする場合は、設問を少なくとも2回読む練習をするとよい。思い込みによる勘違いが多い場合は、「○○でないものを二つ選べ」という設問で「○○であるもの」を選んだり、「一つ」だけしか選ばなかったりするケースが多い。ミスをし易いところに「○○でないものを二つ選べ」のようにアンダーラインを付ける。
(4)記述解答ミス:句読点の入れ忘れや誤字脱字は減点の対象になる。
試験中は焦ってしまい、わかっていても解けなかったり、勘違いしてしまったりすることがある。過去問演習で試験に慣れていくと、このようなミスは少なくなる。