志望校決定の際の注意点【中学受験の基礎知識】

志望校の決定に際して、何よりも重要なのは子どもと学校の相性です。特に私立中学校は独特の校風・教育理念をもっています。自由な学校、面倒見がいい学校、指導が厳しい学校、生徒の自主性に任せる学校、生徒が活発な学校、上品な学校など、挙げだすときりがありません。

中高という最も成長著しい時期に、まったく相性の合わない環境にいては伸びる子も伸びなくなってしまいます。偏差値がちょうどいいから受験する、というのではなく、子どもの性格を考えて、この学校で6年間過ごしたなら有意義であると思える学校を選ぶのが最善の志望校選びだと言えます。そのためには学校の生の情報も大切ですが、何よりも我が子の性格をしっかりと見抜いておく必要があるでしょう。

このことを踏まえて、志望校選びの現実的なポイントとしては、まず「可能な限り早いほうが有利」ということが言えます。具体的には塾が志望校別講座を開始する5年生あたりまでに決めておけば、傾向対策が十分に行えます。もちろん、直前まで悩む受験生も少なくありませんし、6年生になってから急に成績が上昇(あるいは下降)する場合もあります。受験に有利なのは早い志望校決定ではありますが、有利・不利だけで考えずに、迷ったらまた一から考え直すぐらいの余裕は必要です。

また、中学受験は浪人ができません。第1志望の学校しか受験しなければ、不合格となった場合、地域の公立中学校に行くことになります。そのため、多くの受験生は第1志望がダメでも第2志望・第3志望というようにいくつかの学校を受験します。受験校数は日程の関係や地域的な事情により変わってきますが、5校から6校が平均的な受験校数となっているようです。ただし同じ学校を複数回受験する場合も含まれますので、志望校の数はこれよりも少なくなります。

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