読めれば書ける! 中学英語をモノにする近道をカリスマが伝授!
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「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能など、ますます「使う」力が求められている中学校の英語。英語が苦手になる原因のうち、ひとつは「文字が読めない・書けない」ことだという。「世界の100人の教師」に選ばれたこともある英語教育のカリスマ、関西大学教授の田尻悟郎先生に、カルタを使って、英語の音と文字を自然に結びつける方法を教えてもらった。
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たとえば次のような、三文字の単語を集めたカルタを用意します。
「cup(カップ)」「cut(切る)」「map(地図)」「mop(モップ)」
「cup」というと子どもたちはそのカルタを取りますが、その時、カップの絵を見ながら、cupという文字も無意識のうちに目に入れています。繰り返しカルタで遊ぶことで、子どもは音と意味を自然に結びつけられるようになると同時に、文字にも親しんでいきます。
実はこの3文字カルタは、よく似た音の単語で構成してあります。たとえば、
「bug(虫)」「bus(バス)」「bag(かばん)」「bath(風呂)」
bugとbagは特によく似ています。これを間違えずに取るためには、buとba の音を区別しなくてはなりません。よく似た音の単語に注意することで、音に対して非常に敏感になります。そのプロセスの中で、文字の読み方を自然に覚えていくのです。baとbuはよく似ていますが、発音が違います。baのaは「エ」ト「ア」をつなげて速く発音した音で、“ベエァ”のようになります。buのuは日本語の「ア」とほぼ同じ。ですから日本語の“バ”と同じような発音になります。
このカルタ遊びのねらいは、以下の3点です。
●子音の読み方を知る
●子音+母音の読み方を知る
●母音単独での読み方を知る
つまり、母音単独、子音単独、子音+母音の三種類が読めれば、単語は読めて書けるわけです。しかし、読み方がわからないと、長い単語のつづりを全部かたまりで覚えようとしますので、どうしても思い出せない、という状況に陥ってしまうのです。
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