【体験談】大学生保護者激白!小・中学生のときにやっておけばよかったことは?

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新学期は、新しい子育ての取り組みをスタートする絶好のチャンスです。
できれば、お子さまの今後につながることを一緒に始めたいですね。

そこで今回から、大学生の保護者にご協力いただいた「小・中学生でやっておけばよかったこと」をテーマにしたアンケートの結果をご紹介します。

大学受験をサポートしたからこそ語れる先輩保護者の本音には、参考になるポイントがいっぱい。

第1回は「勉強編」と題して、「この勉強に力を入れておけばよかった!」という体験談を集めてみました。
お子さまの学習プランを立てるときなどにご活用ください。

この記事のポイント

小・中でやっておけばよかったこと【1】
英語に力を入れておけばよかった!

今回のアンケート調査では、非常に多くのかたから「小・中時代から英語に力を入れておけばよかった」という意見が寄せられました。

近年は、入試で英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)が総合的に問われる傾向が強くなっています。
大学入試でも、英語の資格取得を出願要件として課す大学・学部も見られます。
小・中時代から英語に親しんでおくことで、進路選択の幅も広がるはず。
学校の授業だけでなくご家庭でも、英語に親しんだり、自宅学習を楽しく進めたりできるようサポートしてあげましょう。

\体験談/

大学入試では英語をそこそこ強みにできたようですが、それでも子ども自身は「スピーキングやリスニングの力を伸ばすのが大変だったので、小・中で英会話教室に通っておけばよかった」と何度も言っていました。
(法政大・経済学部合格者の保護者)

中学時代から英語の検定試験にチャレンジするよう勧めておけばよかったです。高3までに難度の高い資格を取得しておけば、複数の大学入試で受験科目免除や、進学した大学での単位認定などさまざまなメリットがあったはずなので……。
(東京学芸大・教育学部合格者の保護者)

小・中でやっておけばよかったこと【2】
算数・数学に親しむ時間をとればよかった!

英語と並んで、算数・数学に関する後悔の声も多くみられました。
具体的には、「計算力を付けておけばよかった」「そろばんに通わせればよかったかも……」といった意見が目立ちました。

高校から数学にニガテ意識を持ち始めるお子さまは非常に多く、克服できずに進路を変更するケースも、なかには見られます。

逆に数学が得意なら、周りに大きく差を付けることが可能に。
お子さまが計算力や思考力を伸ばせるよう、まずは算数・数学につながる習い事や遊びについて情報収集してみるのもいいかもしれません。

\体験談/

小学校低学年で一緒に算数の宿題に取り組むなどして、計算力を早めに付けておくことが大切! すばやく計算ができるようになっておけば、問題の解き方をじっくり考える時間をつくれるので受験では有利だと思います。
(北九州市立大・国際環境工学部合格者の保護者)

大学入試の数学でも計算に時間がかかって問題を解くのに苦労しているようだったので、「小学生のときにそろばんを習わせておけばよかった」と何度も思いました。
(三重大・生物資源学部合格者の保護者)

小・中でやっておけばよかったこと【3】
「読む力」を伸ばしておきたかった!

英語や数学・算数ほど多くないものの、「読書に親しんで、読解力を身に付けるべきだった」という声もありました。

読解力があるかどうかは、学校の国語の成績だけでなく、高校入試・大学入試の結果にも大きく影響します。

たとえば大学入学共通テストでは、長文や会話形式、複数の資料を読み取る問題が出題されており、読解力が身に付いていないと、問題文の内容を的確につかんで時間内に設問に答えるのが難しいからです。

また、読書の習慣を付けておけば、入試で課される作文・小論文の対策にも有効です。
小・中学生時代からの読書によって、論理展開パターンなどがある程度身に付いていれば、自分で文章を書く練習もスムーズに進みやすいでしょう。
小・中・高生の活字離れが問題視されて久しいですが、ご家庭で少しずつ読書の楽しさを教えていくことで、お子さまの将来は大きく開けそうです。

\体験談/

子どもはどの教科でも問題文を読むのに時間がかかって、時間内に解ききるのが難しいようでした。小学校時代から読書を勧めて、文章を速く、正確に読めるようにしてあげればよかったかも……。
(千葉大・法政経学部合格者の保護者)

とにかく小学生のときから、マンガでもいいから本に親しませればよかった! 大学入学共通テスト対策では、国語がニガテで最後まで苦しんだようです。「読書しなさい」と言ってもなかなか読まないので、保護者が読書を楽しむ姿を見せるべきでした。
(九州大・農学部合格者の保護者)

まとめ & 実践 TIPS

先輩保護者が挙げてくれた「英語」「算数・数学」「読解力アップ」はいずれも、力を伸ばすのに時間がかかります。

逆に、3つの力をバランスよく伸ばすことができれば、未来の可能性は大きく広がっていきます。
お子さまが望む進路実現のためにも、今からできる取り組みを着実に、楽しみながら一緒に始めましょう!

※2022年4月~2022年5月に行った「保護者の方向けアンケート」(3,832人回答)に寄せられた体験談をもとに作成。

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