【中学準備】卒業までにやっておくと安心な小6の学習ポイント3つ
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6年生にとっては、小学校生活も残りわずかとなりました。中学生になることへの不安と期待が入り交じったような気持ちもあるのではないでしょうか。中学校に向けて、今から卒業までにやっておきたい学習面でのアドバイスをしたいと思います。
(赤ペン先生 吉田)
① 自分の学習スタイルを見つけて実行できるようにしておこう!
中学校に入ると、授業もどんどん進むため、毎日の予習・復習が今まで以上に大切になってきます。宿題や提出物が増え、部活動も始まるため、勉強との両立が悩みの種になることもあります。
このように、やるべきことが多くなるので、時間の使い方がとても重要です。今のうちに、家庭学習の進め方や時間の使い方について、自分で考えられるようにしておきたいですね。
まず、お子さま自身が、学校の時間割のように、何時から何をするか、勉強のスケジュールを決めるようにしましょう。計画を立ててもうまくいかない場合は、おうちのかたが、「すきまの時間」を使ったり、朝、早起きして勉強したりすることなどを提案してもよいですね。おうちのかたは、あくまで相談役で、「こうしたらどうかな」という言い方をするのがよいと思います。
また、計画は、土日などの時間があるときに予備の時間を確保しておくと、融通がきき、できなかったことを取り戻すことができます。試行錯誤しながらでも、自分に合った計画を立てて、実行できるようになると自信がつきます。
② 予習・復習の習慣をつけよう!
先述のとおり中学校では、予習・復習をおろそかにはできません。今のうちに、習慣にしておくと安心です。
予習は、次の授業でやるところの教科書を読むようにしましょう。わからなかったところには、付箋を付けておき、授業で、その箇所を特に注意して聞くようにします。授業でもわからなかったら、後で先生に聞くなどして、疑問は残さないことを心がけましょう。
復習は、ノートが重要な存在になってくるので、今から、ノートの取り方の工夫をしてみるのもよいと思います。
ノートの取り方は様々あり、これはほんの一例ですが、ノートは両開きで使うようにします。左のページには、黒板に書いてあることや自分で聴き取ったことなど、主に授業の学習内容を書きます。
そして、右のページは復習用に使います。授業で習った内容の大切なポイントをまとめて書いたり、自分が間違えやすいところがわかるようにしたり、必要なことを付け加えたりするのも一つの方法です。見出しを書いたインデックスをつけておくと、そこに書いてある内容が一目でわかるので、あとで、見返すときにも便利です。
③ 「得意・好き」を伸ばそう!
「中学校に入ると勉強が難しくなって、定期テストもあるから、勉強が大変!今のうちに苦手を克服しておかないと!」という気持ちばかりが強くなりすぎると、勉強が負担になり、嫌になってしまうこともあります。
もちろん、嫌なことでも忍耐強くやり遂げたり、今のうちにつまずきを解消したりすることはとても大切なことですが、好きな教科や得意な教科を伸ばしていくことも、それと同じくらい大切なことだと思います。
好きなことや得意なことに対しては、積極的になれます。自主性をもって取り組めるので、力がついていきます。嫌々やるより、自分から「もっと知りたい、できるようになりたい」と思ってやるほうが、比べものにならないほど身につきます。がんばってできるようになると、嬉しくて、楽しくなります。この「嬉しい・楽しい」という感覚をつかんで勉強ができるようになることが、この先の学習にとって、とても意義のあることではないでしょうか。
「しなければならない」ではなく「やりたい」と心から湧き出る意欲こそが、この先の支えや強みになります。苦手なことにも挑めるパワーにもなります。この「やる気」を損なわないよう大事に育てていきたいですね。
まとめ & 実践 TIPS
長いようであっという間だった6年間。お子さまが、小さな体に大きなランドセルを背負って登校していた頃が、懐かしくもあり、昨日のことのようにも感じられるのではないでしょうか。
初めての中学校生活は、おうちのかたにとってもお子さまにとっても、未知の部分が多いので、不安もあると思います。でも、大丈夫です!どのお子さまも6年間の小学校生活で身も心も大きく成長したにちがいありません。おうちのかたは、「あなたなら、大丈夫!」とお子さまを信じて、中学校へと送り出してあげてください。
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