宿題を始めても、すぐに「わからない」「教えて」と言うわが子の対応方法は?

「ここ、わかんなーい!」「だれか教えてー!」明らかに自分で考えた形跡がないままに、すぐギブアップしてしまう。宿題のたびにこうだけど、頼ってばかりで大丈夫かしら……。こんなときは、どんな対応をするのがお子さまのサポートになるでしょうか。

(赤ペン先生 河原)

この記事のポイント

「考えたくない」わけではなく「頭の中の整理が苦手」

すぐに助けを求めてくるのは依存心が強すぎるせいでは、と心配になるかたもいらっしゃると思います。確かに甘えん坊さんであるのは事実でしょう。でもそれだけではないような気がします。
お子さまは、得意分野ではないことの「情報の整理がニガテ」なので手助けしてほしいと訴えているように思えます。物事をよく見ている、よく感じているお子さまに多いのではないでしょうか。興味をもてることに対しては自分なりに考えてどんどん動けるのに、人から与えられた課題だと途端に頭が混乱して進めなくなる、そんなタイプかと思われます。

「読んであげる」だけで情報の整理ができることも

わが家にも1名このタイプがおります。興味ある分野についての知識は豊富、行動力もあって比較的「自立」できているのに、宿題となると「わかんなーい、教えてー」が始まります。
わが家の場合は、まず「どれどれ」と問題を読み上げました。すると2回に1回は「あ、わかった」と言います。つまり問題をちらっと見ただけで「無理!」と決めつけてしまっているのです。問題の音読でピンとこなかったときには、教科書の該当箇所を読み上げます。そうすると、またかなりの割合で「あ、わかった」となります。
頭の中にごちゃっと詰め込まれていた授業の内容が、「音読」によって整理されるのではないかと思いました。

頭の中の言葉を目に見える形にしてもらう

作文などの宿題でも「何て書いたらいいのー」と助けを求められることがあると思います。ヒントのつもりで「こう書いたらいいんじゃない?」と言おうものなら、「ちょっと待って。今のとこ、もう一回!」とちゃっかりそのまま使われてしまう、なんてこともあるかと。
この場合もお子さまは単に楽をしようとしているわけではなく、頭の中の整理がつかず、何を引っ張り出して書いたらいいのか、混乱しているように思えます。
こんなときには、頭の中にぐるぐるしている言葉を目に見えるようにしてもらいましょう。書きたいと思うことをすべて書き出して眺め、いちばん書きたいことを選び、「そのことを中心に書いていくといいよ」と、そんなふうにアドバイスしてあげたらよいと思います。

まとめ & 実践 TIPS

わからないとき頼れる人が身近にいる、ということはお子さまにとってどれだけ心強いことでしょうか。すぐに頼ってしまうのは、おうちの中に限ってのことだと思います。
学校ではきっと目一杯がんばっているはず。気力と時間の許す限り、「わかんなーい」には「はいはい」と答えて安心させてあげることがいちばんのサポートになると思います。ポイントは、お子さま自身で考えられるように、うまく誘導していくこと。
お子さまの得意・不得意や性格に合った方法を探してみるのも「頼ってもらえる」時期ならではの楽しみかもしれません。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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