スペシャル100点や花丸も登場させよう! 子どものやる気と自信が芽生える宿題の効果的な丸付け方法とは?

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毎日の宿題の丸つけが、悩みのたねというかたも多いのではないでしょうか?
子どもが、いつも同じところをまちがえてしまったり、まちがえたところを直すのを嫌がったりすると困りますよね。そんなとき、ちょっとした工夫があれば、スムーズに丸つけができるかもしれません。
次に、丸つけをするときの簡単なコツをご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。

(赤ペン先生 吉田)

この記事のポイント

まちがえたところには、星マークなどをつけたり、ふせんを貼ったりする

せっかくがんばって取り組んだのに、×がついていると子どもは嫌がったり、意欲が低下したりしてしまう場合もあるので、×やレはつけないことをおすすめします。たとえば、単位の抜け・ミスには黄色のふせん、計算ミスには水色のふせんを貼るなど、色別にしておくと、一目でまちがいの内容がわかる上に、まちがいの傾向もつかめます。子どもも自分がまちがえやすいところがわかると、気をつけるようになりミスを少なくしていくことができます。

子どもの努力が見られるところにミニ花丸をつける

子どもがミスをしがちな、算数の「単位」や「小数点」、漢字の「とめ・はね」「出る・出ない」などができていたり、きちんと計算したあとがみられたりするときなどは、その箇所にミニ花丸をつけてほめます。「good!!」などの一言があるとより効果的です。特に、ローマ字や英語を習う学齢では、かっこよくほめてもらえた気がして嬉しいようです。子どもは、細かいところまでみてくれたことを喜び、これからも実行しようという気持ちになります。よい習慣を続けることで、「ここはできる!」「これは得意!」という自信も芽生えます。

直し終わったら、特別な100点や花丸で認める

問題の解き直しは、子どもはやりたがらないものです。でも、解き直してできたときに、100点や花丸でほめてもらえると、「見直してよかった!」「できるようになった!」と達成感がもて、「また、がんばろう!」と次への学習の意欲につながります。

まとめ & 実践 TIPS

丸つけをすることによって、「次はまちがえない」「できなかった問題ができるようになった」ということを実現していくと、毎日の丸つけも楽しくなっていくのではないでしょうか。丸をつけることで、おうちのかたとお子さまの心もまるくなって、つながっていくとよいですね。

吉田かさね

赤ペン先生 吉田かさね

赤ペン先生歴26年。3年生担当
高校生のとき、進研ゼミを受講していて、赤ペン先生の文字の美しさ、丁寧さ、優しさにふれ、自分もこんなふうにできたらいいなと思い、赤ペンの道へ。日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思えるような声かけ・指導を心がけている。
また、続けることで、力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。
趣味:読書・舞台鑑賞
自己紹介:ケセラセラ(なるようになる!)
一男一女の母。

出典:
「丸つけ」が家庭での学習効果を高める! 丸つけができる子、できない子
https://benesse.jp/kyouiku/202008/20200820-2.html

1・2年生の学習意欲をUPする! 「赤ペン先生」のまるつけテクニック
https://blog.benesse.ne.jp/zemihogo/sho/stoc1910lear0097.html

プロフィール



赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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