点数の上下で一喜一憂して終わってない? 定期テストは受けたあとの分析が重要!

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定期テストの返却があったとき、同級生との点差で盛り上がるだけで終わっていませんか。

テストは、これまで学習した内容がどれだけ自分の血肉になっているのかを測るための道具です。点数よりも設定した目標値の達成度や誤答の内容、なぜ得点が取れたのかの分析が大切です。

テストを無駄なく利用するためのポイントをご紹介します。

この記事のポイント

周りと比べてどうかが重要なのは平均点より下のとき

「何点だった?」テストを受けたあと、同級生と成績を見せ合って「難しかったよね」と話を弾ませるのは楽しいものです。しかし、テストが返却されたら、未来の自分のためにも内容を見直しましょう。

特に、平均点よりも成績が下だったときは満遍なくテストの内容を見直しましょう。

テストが平均点以下ということは、みんなが当然のように得点できていた問題で得点できなかったということです。つまり、あなたは周りよりもその科目の理解度が低く、積み上げ式の科目の場合はこれからどんどん周りに置いていかれる可能性が高いということになります。これは危機感を持たなければいけない事態ですよね。

なぜ、そういう結果になってしまったのかを分析しましょう。

できれば、問題1つ1つについてどうだったかがわかるとよいですね。点数がよかった科目でも、自分ができなかった問題が学年のどれくらいの人数ができなかったのかがわかれば、本来ならば得点源となり得た問題を自分が落としてしまっているのかどうかが判断できます。

テスト返却時に先生が「みんなできていた」「できている人が少なかった」などのコメントをしたら、返却されたテストにメモを取っておくといいでしょう。

本当にできた? 運やまぐれの正答は実力ではない

テストの見直しは、満点を取っていてもやった方がよいです。少しでもテストの最中に「たぶんこれ」という答えの出し方をした問題があるなら、そこはあなたの弱点です。テストを受けた記憶が残っているうちに、見直しましょう。

「運も実力のうち」と思うかもしれませんが、その実力(=運)は受験本番で発揮できるかどうかわかりません。

テスト中に問題文への書き込みが許されているなら、テストを受けている最中に「曖昧だな」と感じたところにはチェックを入れておくとよいですね。

テストに目標値を設定していないなら次回から設定しよう

テストは、受験校を決定する要因の1つでもあります。将来の自分の選択肢を増やすなら、いい点数であることに越したことはありません。

できれば、テストを受ける前に各科目に目標点数を設定しておきましょう。テスト返却後に目標値に対してどれくらいの達成率だったかを分析すると、テスト前の勉強計画や普段の家庭学習がどの程度の効果的だったのかを計測できますよ。

感覚ではなく数値で結果を管理することで、学習方法に対する具体的な改善策が出てきます。もし、目標値を設定していないなら、次回から設定するようにしたいですね。

まとめ & 実践 TIPS

テストを受けても受けっぱなしにしてしまう人は多いものですが、テストの使い方としてはとてももったいないです。

テストは自分の実力を反映する鏡です。これまでテストに対して向けてきた努力の方向性とやり方がどれくらい合っていたかを確認する機会でもあります。

点数に一喜一憂して終わるのではなく、きちんと振り返りを行って成長のための糧にしたいですね。

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