算数「規則性」[中学受験]

数字の並(なら)び方など、ある決まりにしたがって同じことがくり返される中で、その決まりをふまえて「○番目の数字は何か?」などを求める問題や、あたえられた数字の並びから自分で規則性を見つけ出して答えを求める問題などがあり、実際の入試問題ではよく練られた、考えさせる問題が出題されています。
もちろん、初めから難(むずか)しい問題に挑(いど)む必要はありません。基本的な問題にくり返し取り組みながら、考え方・解き方を徐々に身につけていくことが大切です。今回もツカム先生が全国の入試問題から良問を選んで解説しています。楽しく学んで、得意単元を増やしていきましょう。


■算数「規則性」

今回は「規則性」です。この世の中には、「学校の規則」や「国の規則」などいろいろな「規則」がありますよね。ミスター・ツカムは、いろいろな「規則性」を見つけていくのが大好きです。もちろん、算数の「規則性」も、とってもおもしろいですよ。
発見する喜びを味わえば、キミは必ずこの単元が好きになります。それでは、キミも名探偵(めいたんてい)になったつもりで、規則性を見つけていきましょう。


問題1
rikkyoniizaという文字の列を、rikkyoniizarikkyoniizari …… のようにくり返し並(なら)べます。次の問いに答えなさい。

(1) 50番目にある文字は何ですか。
(2) i だけを数えたとき、2008番目にある i は、最初から何番目の文字ですか。
(立教新座中 2008年 2回)
<問題1(1)の考え方と答え>
「rikkyoniiza」は11文字のくり返しですね。ですから、50番目は
    50 ÷ 11 = 4 あまり6

「rikkyoniiza」を4回くり返し、5回目の最初から6番目の文字ですから、「 o 」になりますね。
(答え) o
<問題1(2)の考え方と答え>
「rikkyoniiza」の11文字の中に、「 i 」は3個入っています。

2008個の「 i 」を、3個ずつに分けていくと、
    2008 ÷ 3 = 669 あまり 1  となります。

「rikkyoniiza」が669回くり返されたあとの1つ目の「 i 」ですから、
    11 × 669 + 2 = 7361(番目)
(答え) 7361番目

プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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