都道府県の覚え方のコツ3つ!無理なくできる簡単な暗記方法を解説
- 学習
中学・高校入試で扱われる【都道府県】は、都道府県の名前・位置・県庁所在地など問われる要素が多く、覚えるのに苦労しているかたも多いかと思います。そこで今回は、無理なくできる都道府県の暗記についてご紹介します。
都道府県の覚え方1.都道府県に触れる機会を増やす
暗記にはいろいろな方法がありますが、都道府県の暗記では、まず都道府県に触れる機会を増やすことが重要です。具体的には、都道府県の学習ポスターをトイレやお風呂など目に触れやすいところに貼る、テレビの天気予報の画面を意識して見るなど、日常生活の中で都道府県に触れる機会を増やしましょう。
都道府県の学習ポスターは、ただながめているだけでも、いろいろと気づくことがあります。たとえばどんな形をしているか、海に面しているか、都道府県名に使われている漢字は何かなど。そのような気づきは、都道府県の暗記を進めていく上で、覚えたり思い出したりする手がかりになります。
保護者のかたにとっては、テレビの天気予報の画面も、お子さまに都道府県を意識させる機会になります。ただテレビの天気予報は放送時間が短いので、あわただしい朝などはお子さまと一緒にじっくりと見ることが難しいこともあるでしょう。そういうときは「今日はとなりの●●県に行くから、予報を見ておいて」など、お子さまにあらかじめ注目するポイントや目的を伝えておくことで、お子さま自身が都道府県を意識して見る機会になります。
- 都道府県の学習ポスターをトイレなどに貼り、触れる機会を増やす
- テレビの天気予報の画面を利用して、都道府県を意識する機会を増やす
都道府県の覚え方2.地図帳・旅行ガイドを常備し、都道府県の話題を増やす
保護者のかたは、先ほどご紹介した「都道府県に触れる機会を増やす」工夫を行うのと同時に、都道府県の位置や情報を確認できる地図帳や旅行ガイドを、お子さまと会話する機会が多いリビングなどに常備してみましょう。そしてお子さまと一緒に見ているテレビ番組などで、お住まいの都道府県以外の話題になったときに地図帳や旅行ガイドを開いて、さらに話を広げるように意識してみてください。
スマートフォンやタブレットでのデジタル地図はとても便利ですが、紙の地図帳や旅行ガイドは、ページをめくったり誌面の中で探したりする過程で、意図しない情報が視界に入り、新たな気づきを得られます。小学生のうちは、紙の地図帳のほうが学ぶ過程での気づきや発見が多く期待できるので、場面に応じて使い分けをしましょう。
なお地図帳は学校で配られるものもありますが、お子さまとの話が広がりやすい旅行ガイドや、写真やイラストの多い市販の地図帳を使うのがおすすめです。
- 地図帳や旅行ガイドをリビングなどに常備する
- 地図帳や旅行ガイドはお子さまとの話が広がりそうなものを選ぶ
都道府県の覚え方3.クイズ・なぞなぞで覚えたことを試す機会をつくる
都道府県の暗記に限らず、知識の定着にはアウトプットする機会をつくることが大事です。ただ都道府県に関する問題を解くだけでなく、「山の漢字を使う県は?」「動物の漢字が含まれる県は?」というようなクイズやなぞなぞも、楽しみながら暗記したことをアウトプットできるためおすすめです。
- 都道府県のクイズ・なぞなぞのようなアウトプットの機会をつくる
まとめ & 実践 TIPS
47個もある都道府県の暗記は大変ですが、覚えると社会の問題が解けるだけでなく、「暗記できた」ということが自信にもつながります。都道府県に触れる機会とアウトプットを増やすことで知識を定着させるプロセスは、他の学習にも活きてくるのではないでしょうか。
株式会社プランディット 社会課 十河(そごう)
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの社会(地歴公民)の教材編集を担当。
- 学習