子どもが混同しやすい「都道府県」ランキングを発表!
47都道府県の名称や位置を全て記憶するのは、子どもにとってはかなり大変なこと。似た名称の都道府県などは、大人でも混同しやすいですよね。そこで子どもが特に混同しやすい都道府県名をランキング形式で紹介します。
子どもが混同しやすい都道府県とその理由は?
地理の学習では、全都道府県の名称や位置を覚えるのが難関の一つ。特に地図を見ることがあまり好きではない子どもは、難しさを感じることが多いようです。子どもが混同しやすい都道府県について、アンケートで聞いてみました。学習の際に意識すると混同しにくくなるはずです。
以下、子どもが混同しやすい都道府県ランキングを5位から順に発表します。
【5位】宮城・宮崎、福島・福井、福島・福岡
5位には、3組が同じ得票数でランクインしました。これは、「宮」および「福」という一字がかぶっていることが理由です。いずれも、位置は遠く離れていますが、確かに名称が似ていて混同しやすく、大人でも一瞬考えてしまうことがあるかもしれません。
【4位】茨城・栃木
続いて4位は、茨城・栃木。関東北部にある両県は隣接しており、位置を混同しやすいようです。茨城には海がある、栃木には海がないと覚えると、まちがえにくくなるかもしれません。
【3位】愛知・愛媛
愛知・愛媛は、「愛」が同じなので混同しやすい都道府県名です。音も位置も違うので大人はまちがえにくい県ですが、初めの漢字「愛」が同じなので混同してしまう子どもが多いようです。
【2位】滋賀・佐賀
続いて2位の滋賀・佐賀は、「賀」がかぶっているうえに、音も似ていることから混同しやすいようです。
【1位】鳥取・島根
混同しやすいという指摘が最も多かったのは、鳥取・島根。得票数では、2位以下を大きく引き離しました。位置が隣り合っているうえに、面積や形が似ており、さらに「島」「鳥」の字形も似通っているという、混同しやすい要素がいっぱいです。
小学生はこんな方法で都道府県を覚えている!
アンケートでは一緒に都道府県の覚え方も聞きました。
◎都道府県のパズルで遊ぶ
ただ暗記するのではなく、ゲーム形式にすると楽しく覚えられるので小学生にはおすすめ。都道府県のパズルは位置や形も一緒に覚えられる良さがあります。他には、都道府県のかるたで覚えるという声もありました。
◎リビングやトイレに地図を貼る
家の中の目に留まりやすい場所に地図を貼るのは、定番の方法。リビングやトイレの他に、防水性の地図をお風呂に貼っているご家庭もあるようです。貼るだけではなく、テレビ番組などで都道府県の話題が出たときに位置を確認したり、クイズを出したりすると、いっそう覚えやすくなります。
◎都道府県の名産や観光地を調べる
各都道府県の特徴を知ると、興味が湧いて覚えやすくなります。それぞれの名産や観光地を調べると、個性が見えてくるはずです。「ここに行ってみたい!」という都道府県も出てくるでしょう。
◎歌で覚える
「都道府県の歌で覚える」というコメントも目立ちました。「もしもしかめよ~」で始まる童謡『うさぎとかめ』の替え歌が有名ですが、インターネットなどで調べると他にもいろいろと出てきます。
◎高校野球で覚える
「高校野球」で覚えるというご家庭もありました。確かに野球好きの子どもにとって、各都道府県の代表が出場する高校野球は、都道府県を学ぶための格好の教材となるでしょう。地図を片手に試合を観戦しながら、都道府県の位置や名産、観光地などを調べてみてはいかがでしょうか。他にも、野球やサッカーのクラブチームの本拠地を調べたり、電車や路線図と照らし合わせてみたり、子どもの関心と結びつけて覚えるのは良い方法です。
都道府県名は、小学校4年生で学習し、小学校5年生ではその知識をベースに日本全国の気候、地形、産業を学習していきます。都道府県名とその位置を覚えることは、それらの土台となる重要事項です。都道府県名を覚えるのが苦手なお子さまは、これらのアイデアを参考に、ご家庭で楽しみながら覚えていってほしいですね。
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:小学生のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年9月5日~2016年9月19日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,867名