保護者の上手な自由研究サポート術5つのポイント

夏休みの宿題、自由研究には、頭を悩まされているお子さまも多いかと思います。頭を抱えるお子さまを見て「自分も何とかサポートしてあげたい。でもどこまでサポートしていいのかわからない」と迷っている保護者もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、小学生の自由研究で保護者が上手にサポートできるコツを5つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【1】テーマ決めでヒントを与える

「好きなことを自由に研究していい」と言われても、「いったい何を研究すればいいんだろう?」と迷うお子さまは多いかと思います。そうしたときは保護者がテーマを絞り込む手伝いをしてあげましょう。
「理科がやりたい?それとも社会?工作をやってみたい?」などと希望を聞き出していく方法なら、お子さま主導でテーマを決められますよ。

また、「今度海に遊びに行くから、そのときに自由研究のテーマが見つかるかもしれないよ!」とテーマ決めの機会を与えてあげる方法もよいでしょう。実際にお出かけした際にも、「この貝殻はなんていう名前なのかな?」「あの鳴き声はどんな鳥の鳴き声だろう?」などと興味を引き立たせてあげてもいいでしょう。

【2】お子さまが自由に研究できる環境づくり

お子さまが好きな研究を自由にできるような環境づくりも保護者の役目です。実験や観察のための道具や工作のための材料をお子さまが「買いたい」と言ったときには、無理のない範囲で買いそろえてあげましょう。

お子さまが自分からはなかなか言いにくそうにしていたら、「○○を調べられる道具を簡単に買えるって聞いたよ」などと提案してあげるのもいいでしょう。 また、「海に行きたい!」「山に行きたい!」など場所の希望があれば、可能な範囲で連れて行ってあげることも大切です。

【3】レポートのまとめ方のアドバイス

自由研究では活動をレポートなどの記録に残しておくことが大切です。レポートを保護者が全部書いてしまってはいけませんが、小学生のお子さまはレポートの構成などわからないことも多いでしょう。
そうしたときは保護者がまとめ方のアドバイスをしてあげましょう。レポートの骨組みは以下が一般的です。

1.テーマを選んだ理由
2.調べ方。工作なら作り方
3.実験や観察の結果の予想
4.データや結果。工作なら完成図
5.わかったことや感想

また日本語表現もチェックしてあげましょう。例えば指示語がわかりづらい個所があったら「“これ”は何を指しているの?」と尋ねてみるなどして、わかりやすく書く手助けをしてあげるといいですよ。

【4】進捗管理をしてあげる

自由研究には期限があります。期限内で終わるように、お子さまと一緒に保護者もスケジュールを考えてあげましょう。

例えば「7月30日に海に行くから、そのときに貝を採集して、お盆までに図鑑やインターネットで調べればちょうどいいよね」といった具合です。
もしお子さまが「計画立ても全部自分でやりたい」と言う場合には、「おもしろそうだからときどき見せてね」と声かけするなどして、見守る形で進捗状況を確認するようにしましょう。

【5】困難にぶつかったときに解決の道筋を示してあげる

お子さまだけで作業をしていると、わからないことやつまずくこともあるものです。保護者は進み具合を見せてもらったとき、難しそうにしているところがあったら、解決の道筋を示してあげましょう。

「これはこういう見方もあるんじゃないかな」と別の見方や考え方を提示することもときには必要です。また知識面で不足していそうだったら、「インターネットでこういう話を読んだけれど、よかったら見てみたら?」などと資料の選択肢を広げてあげてもいいでしょう。

自由研究は家族のふれあいの機会

自由研究はお子さまが無理やりひとりでやるというよりも、むしろ保護者とお子さまが一緒になって楽しむことが大切です。お子さまの主体性を重視しながら、家族一丸となって自由研究に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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