子どもの自由研究 本人に任せる保護者にもサポートのコツが
夏休みの自由研究、ご家庭ではどの程度かかわっているだろうか。<任せる派>は、自由研究の目的を「自主性や計画性を身に付ける」と定めているようだ。そこでベネッセ教育情報サイトでは、研究の内容には口を出さず、お子さまのがんばりを見守るコツを、保護者の体験コメントを交えながら紹介する。
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●スタート期のつまずき(テーマが決まらない、とりかからない)
・本人の力でできる範囲のテーマを選んで、あとは任せました。
・スケジュールだけは親子で一緒に作ります。娘もやるべきことが見えて、いつやるのか、準備するものは何かなど、自分で考え始めました。
<手助け・声かけのコツ>
選んだテーマのレベルが高いときは、保護者のかたがアドバイスし、見守る姿勢を伝えます。
●なかだるみ期(途中であきている、調べものが中断)
・「科学館で資料を集めたい」と言われたので、連れて行きました。専門家のかたに質問もでき、新たなひらめきがあって楽しかったようです。
・「ちゃんとやってるの」とか責めたりはせず、ただ「自由研究ならリビングを使ってよいよ」と言って、広い机を空けてやると、やる気になっていました。
<手助け・声かけのコツ>
専門家や、資料館、科学館の情報を伝えます。親も近くで本や新聞を読んだりして、見守り、環境を変えてリフレッシュするよう伝えます。
●まとめ期(まとめ方で困っている)
・「まとめに使う材料を買いに行きたい」と言うので、計画を説明してもらいました。本人は完成形がハッキリしたようで、「ちゃんと考えているのね」と安心しました。
・「自由研究の資料ファイル」を作り、広告、雑誌の切り抜きなどを、わたしも息子も気づいた時にポイポイ入れていくようにしました。雑誌の料理ページのデザインが参考になったようです。
<手助け・声かけのコツ>
まとめるアイテムや参考になりそうな資料は目につくところに置き、まとめ意識づけをさせます。
子どもに任せるのは親にとっても訓練と言えます。自由研究に限りませんが、親が立場を決めて、一貫していることは子どもにとって、とても大切なこと。スタンスを意識しながら、本当に子どもたちのためになる手助け・声かけをしてきたいですね。
出典:<任せる派>は、環境整備&さりげないスケジュール確認で、見守りをアピール -ベネッセ教育情報サイト