勉強の合間のストレス解消に! おすすめのストレッチやツボ
ストレスがたまると、知らない間に身体に力が入ってしまいます。そんな状態は血行も悪く、健康的ではありません。もちろん、脳に回る血液も滞りがちになり、悪化すれば思考力や集中力の低下を招くことも。人間はときどき休みながら生活するほうが、効率的に動ける生き物なのです。実は、ちょっとしたストレッチやツボ押しでも身体のコリは和らぎます。勉強の合間のストレス解消にストレッチやツボ押しを活用してみてはいかがでしょうか。
首や肩のコリを簡単にほぐすストレッチ
勉強をしていると同じ姿勢で、長時間過してしまうことも多いはず。首や肩への負担が大きいので、たまに気分転換も兼ねて、ストレッチをしてみましょう。
・肩がくん
勉強中や読書中、あるいはトイレにいる間など、ほんの少しの時間があればできるストレッチです。3回ほど繰り返しましょう。
- 1.肩をすくめるようにして、最大限に肩を高いところに持ち上げる。両肩を両耳につけようとするイメージで。
- 2.肩に力を入れたまま、ゆっくり3数える。
- 3.一気に力を抜き、肩をがくんと落とす。この時、息を吐くようにするとより効果的。
・首まわし
ラジオ体操にもあるような、首を回すストレッチです。ただし、少しゆっくり、より大きくまわします。
- 1.首を思い切り前に倒します。肩がこっていると首の後ろが痛いかもしれませんが、心地よい程度にやってみてください。首のコリ加減もわかります。
- 2.首を伸ばした状態で回します。まずは右に。首の根元が鎖骨の中央にあるようなイメージで、大きくゆっくり回します。耳を肩に思い切り近づけるようにしてください。
- 3.次に後ろのほうに。鎖骨からあごまでの筋が伸びるくらい後方に倒します。
- 4.右にやったように左側にも首を思い切り倒します。
- 5.1の状態に戻ったら、今度は左にも首を回します。
・肩甲骨回し
肩こり解消に効果的なストレッチ。鎖骨から胸のあたりがすっきりして、呼吸もスムーズに。
- 1.両手を真横に伸ばしてから、手を肩の上に載せます。
- 2.肘をぐるぐる大きく回します。まずは内側から外側に。内側に回すときに身体が縮こまらないよう気をつけましょう。背中でごりごりと音がするくらい大きく、そしてゆっくりと。
- 3.次は2と反対に回します。急いで早く回してしまわないように気をつけましょう。
緊張やイライラする気持ちを解きほぐしてくれるツボ
ツボというのは体中にある「刺激を与えることで身体に何かしらの影響があるポイント」のこと。神経の節目、つなぎ目などであることが多いようです。親指をあて、気持ちいいと感じる程度の強さで押してみましょう。ここでは押しやすい手のツボをご紹介します。
・神門(しんもん)
手首と手のひらの境目、小指側にある少しへこんだ部分です。
押して刺激を与えることで、精神的な緊張をほぐして、イライラした気分を抑えてくれるツボです。
・合谷(ごうこく)
手の甲側にあります。親指と人差し指の骨の分かれ目の少し上のほうにあります。
押して刺激することで、ストレスで乱れた自律神経を正常な状態に戻してくれるツボです。
・親指全体をいろいろと押してみる
親指には頭や首回り、神経などのツボが集まっています。また、鉛筆やシャープペンを持つときにも一番使われる指です。いろいろ押してみて、少し痛い場所、気持ちいい場所を探しましょう。
なんだか頭がぼんやりするな、ちゃんと寝たのに眠いな…そんなときにもこれらのストレッチやツボ押しをやってみては? 頭が切り替えやすくなり、学習や作業がはかどるようになります。
これらのストレッチやツボ押しがいつもより大変だったり、痛く感じたりしたら、自分が思ったより疲れているのかも。身体を回復させるための睡眠や食事も大切にしたいですね。