【保護者のかた必見】小学生の宿題を早く終わらせる方法8選!

学校の宿題は、子どもにとってもなかなか大変なもの。ましてや、春休み・夏休み・冬休みなど、長期休みの宿題ともなると、保護者のかたにとっても一大イベントになるものです。「親子一緒に泣きながら宿題を終わらせた」なんて話も耳にします。そこで今回は、小学生の宿題を早く終わらせる方法をご紹介します。

この記事のポイント

子どもの宿題があっという間に終わる8つのヒント集

1.まずは全体像を視覚化する

特に長期休暇中に心がけたいのが、宿題の全体像を視覚化するということです。宿題はよくマラソンに例えられますが、長距離を走るためには「ゴールがどこで、今がどの辺りなのか」を把握できなければ、とても走りきることはできません。宿題も同じで、量が多ければ多いほど、「全部でどのくらいの宿題があって、今どのくらいまで終わっているのか」を把握することが大切になります。

視覚化するときには、いくつかポイントがあります。

・できるだけ細かく書く(ドリルp.○、など1回分ずつ書く)
・終わったところに色を塗ったりシールを貼ったりできるように枠を作る
・作文や自由研究など、時間のかかるものは大きく書く
・スケジュール枠も作る

ドリルやプリントなど短時間で終わるものと、作文や自由研究など数日かかってしまいそうなものとを同じウェートで書いてしまうと、進み具合を把握しづらくなります。計画を立てるときは、時間や内容ごとに項目を分けるとよいでしょう。

大切なのは、ぱっと見て「現在地」がわかることです。机の前の壁やノートの端にスケジュール枠を作っておくと、残り時間も視覚化されて学習の予定を立てやすくなります。

2.スタート時間と目標時間を決めて習慣化する

学習を習慣化することも重要です。特に、「これをやってから……」というダラダラタイプのお子さまは「スタート時間」を決めておく方法がおすすめ。長期の休み中なら、「午前9時からスタートする」というように、開始する時間を固定しておきましょう。学校のある日なら、「帰宅して○分後」など変動する時間でも問題ありません。可能なら、保護者のかたがいる時間をスタート時間にできるとベターです。

また、目標時間も大切です。目標が決まるとメリハリがつき、集中して勉強に取り組めます。おすすめなのは、全体の目標時間と教科ごとの小さな目標時間を設定すること。たとえば、宿題すべてを終える時間を1時間後に設定したとします。漢字の書き取りと算数の計算が今日の宿題なら、それぞれ30分ずつ。さらに1ページ〇分と分けると、うまくペース配分ができるでしょう。ただし、無理のある目標設定だと達成できずにやる気を失ってしまうため注意しましょう。休憩時間も一緒に予定に入れると集中力が持続しやすくなります。

3.リビング学習を取り入れる

リビングやダイニングなど、家族が集まる場所を学習場所にする方法もおすすめです。自室での学習は、おもちゃや漫画などの誘惑も多く集中しにくい環境といえます。特に小学生にとってはハードルが高いでしょう。そのような場合も、リビング学習なら集中できます。

また、保護者のかたが近くで家事などをしていると、「大人は仕事、私は勉強」というように、子どもも自分のすべきことが自然と見えてくるというメリットもあります。最近では、リビングの端に子どもの学習スペースを作り、大人と同じ空間で過ごしながら学習できるような設計の家も増えてきました。

ただし、注意すべき点もあります。ダイニングテーブルの多くは、大人が食事をするために設計されているものです。そのため、小学生の子どもには高さが合わず、姿勢が悪くなってしまう場合があります。椅子の高さを調整するなど、学習に適した環境を整えるようにしましょう。また、ダイニングの光は料理をおいしく見せるために計算されている場合が多く、学習の環境としては光量が足りない可能性もあります。見えづらい場合は、スタンドライトなども活用してみてください。

4.タイムアタックでスピードアップ

計算などのスピード重視の学習は、時間を計ってみましょう。集中力とやる気が出て、テキパキと宿題を済ませることができます。目標時間を設定してみる方法もよいでしょう。

ただし、漢字の練習など丁寧に時間をかけるべき宿題ではこの方法を使ってはいけません。それぞれの宿題が何を重視する学習なのかについては、保護者のかたが判断してあげるとよいでしょう。

5.わからない問題は後回しにする「30秒ルール」

子どもがやる気をなくす理由のひとつが、「わからないから」というものです。塾でもよく耳にするのが、「わからない」「結果が見えない」「宿題のレベルが合わない」という声。特に低学年の子どもは、「考えてもわからない」と感じると一気にモチベーションが下がってしまいます。小学生のうちは、わからないことを自力で解決するのが難しいため、つまずくとそこで嫌になってしまうのは当然かもしれません。

そこでおすすめしたい方法が「30秒ルール」です。中学生くらいになると「1分ルール」、高校生以上になると「5分ルール」と時間が伸びていきます。これは、「30秒考えてもわからない問題は、飛ばして次に進む」というルール。やる気や集中力を落とさないように、学習を進めていける方法です。保護者のかたが近くにいられるのなら、その場で疑問に答えてあげればOK。ただ、保護者のかたがすぐに答えられないときは、付箋などを使ってチェックしておき、あとで教えてもらうようにするとよいでしょう。

6.脳トレや簡単な計算問題で弾みをつける

さまざまな工夫をしてもなかなか宿題に手をつけられないお子さまは、宿題そのもののハードルが高すぎるのかもしれません。そのような場合は、簡単で楽しい勉強を用意しましょう。

おすすめは、脳トレ・右脳開発などの「勉強らしくないドリル」です。実年齢より対象年齢が低いものから始めて、「絶対できる」「簡単」と感じられるようにしましょう。そこで弾みをつけてから宿題に取りかかるようにすると、積極的な姿勢で学習に入りやすくなります。

計算が得意な子どもなら、100マス計算などでも問題ありません。簡単な計算を10問だけ解くという方法でもよいでしょう。その場で丸付けをしてあげて100点だと分かれば、一気にやる気スイッチが入ります。大事なのは、子どもが好きなことや得意なことから始めるということ。一度スイッチが入れば、苦手な教科にも取り組みやすくなるはずです。

7.体の調子を整える

勉強も、体が資本です。体の調子が整っていないと、勉強に集中して取り組むことはできません。

第一に睡眠です。夜はきっちりと寝て、朝は早く起きる習慣をつけましょう。次いで大事なのが、栄養と運動です。特に、食べ物の好き嫌いの多い子どもは栄養が偏らないよう工夫してあげてください。ゲームが好きであまり運動をしない子どもは、運動の時間も確保しましょう。親子で散歩をするなど、一緒に体を動かすのもよいですね。

8.環境を整える

テレビや漫画が近くにあると、集中力が削がれてしまいます。机の周りや子どもから見える位置には、集中力を削ぐものを置かないようにしましょう。リビング学習をするなら、机の位置や向きを工夫するのもよいですね。

また、勉強している間は家族も協力してあげてください。テレビは見ないようにする、集中しているときは話しかけないなど、宿題が早く終わるような配慮をしてあげることが大切です。もちろん、少し騒がしい方が集中できる子どももいます。子どもによって合う方法は違うため、性格などを考えながらその子どもに合った環境を整えてあげてください。

保護者のかたも協力しよう! 子どもの勉強がはかどるためにできること

1.「宿題したの?」をやめましょう

子どもの宿題を早く終わらせたいと思ったときによくあるのが「宿題は? やったの?」と聞いてしまうことです。子どもは、宿題をやっていてもやっていなくても、大人に「宿題やったの?」と聞かれるとテンションが下がってしまいます。きちんとやっていたとしたら「信用してもらえていない」と感じますし、やっていなければ「怒られる」「口うるさい」とイライラしてしまうのです。

宿題をしたかどうかを尋ねたいのなら、「宿題わかった?」「わからないところはない?」など、内容に関して質問してみましょう。わからないところがあれば頼ってくれるでしょうし、まだ手をつけていないのであれば気付いて宿題を始めるでしょう。保護者のかたが、一緒に取り組んだり助けたりしたいという姿勢を見せると、子どもも穏やかに宿題に向き合えるようになります。

2.「一緒に勉強する時間」を作りましょう

子どもの勉強にべったりと付き合う必要はありません。そのかわりに、子どもが宿題をしている近くで保護者のかたも一緒に勉強をしてみましょう。勉強の内容は何でも構いませんが、子どものお手本になれるものがベストです。「難しそうな勉強をしているな」「すごく丁寧に字を書いているな」そんなふうに思ってくれたら、子どもも自然と勉強するようになります。もちろん、読書などでもOKです。

「勉強は子どもの仕事」なんて時代はもう終わりました。大人だって生涯学習の時代。興味のあることを見つけて、ぜひ一緒に机に向かってみましょう。「勉強するのが当たり前」であることを、家族みんなで取り組みながら教えてあげるとよいですね。

3.丸付けや質問にはなるべく早めに対応しましょう

子どもの宿題に丸付けをするのは大変です。家事や仕事に追われていて、つい後回しになってしまうことも多いでしょう。ただ、宿題を早く終わらせるためにはできるだけ早く対応してあげるのが大事です。特に、直しがある場合はすぐ丸付けをしてあげるとベスト。そうすれば子どもも集中力を維持しやすくなります。

もちろん、忙しい中すぐに対応するのは難しいでしょう。その場合は時間が空いてからでも構いません。ただ、もう一度やる気スイッチを入れられるような配慮は必要です。おすすめは、良いところを見つけてしっかり褒めてあげること。できていないところは丸付けの結果でわかるため、わざわざ指摘する必要はありません。それよりは、「この漢字、キレイに書けてるね」「さっきは集中してがんばってたね」など、できているところを伝えてやる気を引き出してあげましょう。

4.「スタンプ制」を導入しましょう

ごほうびの多用はおすすめしませんが、宿題などあまり気乗りしないものに対しては効果的な場合もあります。ただ、「これができたらごほうび」と日常的にモノを与えるのは、家計にも大きな負担となってしまうでしょう。

そこでおすすめしたい方法が「スタンプ制」です。スタンプを押すタイミングは、お子さまによって違ってOK。「全部終わったら」ではなく「1ページ終わったら」のタイミングで評価してあげてもよいでしょう。また、計算なら「早くできたからスタンプ2個」、漢字の練習なら「丁寧に書けたからスタンプ2個」、作文など難しい宿題なら「難しかったからスタンプ3個」など、努力してほしい方向性に合わせてスタンプの数を変えてあげると効果的です。がんばりに応じた評価をしてあげられるため、モチベーションも保ちやすくなるでしょう。

指導や注意ではなく「サポート」を心がけて

「宿題をきちんとやらせよう」と思うと、ついできていないことを指摘してしまいがちです。「早くやりなさい」「キレイに書きなさい」「ここ間違ってるよ」など、完璧にさせようと声をかけることも多いでしょう。もちろん、子どものことを思っての言葉かもしれません。ただ、こればかりではやる気が出ませんよね。

大事なのは、子どもの気持ちに寄り添ったサポートをしていくことです。勉強においての指導は先生の役目。細かいことを指摘するよりも、まずは宿題をがんばっている姿勢を認めてあげましょう。「できない」「しんどい」という子ども素直な気持ちに寄り添いながら、支えたり励ましたりしてあげてください。その方が、結果的に宿題も早く終わるかもしれません。

まとめ & 実践 TIPS

宿題は、必ずしもすべての子どもに最適な学習方法とはいえません。それぞれ違う子どもなのに、みんな同じ宿題が出されるのですから当然です。ですから、「難しいな」「しんどいな」と感じるお子さまに対しては、しっかりとフォローしてあげてください。

ただ、宿題には苦手を知ったり学習方法を定着させたりする効果もあります。保護者のかたが「つまずいた部分」を理解して、学習環境を整えてあげることで、子どもにとってプラスになる可能性もあるでしょう。また、宿題がなかなか終わらないのは子どもだけが原因とは限りません。今回ご紹介した宿題を早く終わらせる方法を参考に、さまざまな方面から原因を探り、お子さまと一緒に改善に取り組んでみてくださいね。

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