【世界の中学生~フランス(1)~】将来は馬に接する仕事がしたい!
世界各国の中学生の仲間たちに出会うシリーズ、今回はフランス人のリルーさんのお宅におうかがいしてきました。
パリ20区で両親とお兄さんと暮らすリルーさんは中学2年生で、家から徒歩2分のところにある中学に通学しています。もともとはお母さんが習っていた影響で、小さいころから馬と触れ合うようになり、乗馬をずっと習い続けているという彼女。休日になると、お父さんに車で送ってもらって、お稽古に出かけているそうです。
ご両親について聞いてみました!
——お父さんのことはどう思う?
すごく優しいと思います。とても理論的なので、どうしてそう思ったのか、どうしてそうしたのか、理由を追求してきます。そのため、思考と行動が一致しているかを自分でも意識するようになりましたし、物事を自分の力で考える力が養われます。父の短所は、すごく疲れていると苛立ちやすいことだと思います。
——お母さんのことをどう思う?
面白い、楽しい。よく冗談を言ってわたしたちを笑わせてくれます。家族や友達を楽しい雰囲気に包み込むのがとてもうまいと思います。ただ、普段は怒らないですが、たまに怒ると収拾がつかないくらい、怒鳴ります。怒る理由の大半は、私や兄が両親に嘘をついたとき。宿題をまだやっていないのに終わったと言ってごまかしたときには、ものすごく怒ります。嘘だとわかったときは、パソコンを1週間使ってはいけないという罰があるんです……。
母は人と比べたり、人の真似をしたりしないで、自分が好きなものに突き進みなさい、といつも言います。テレビのリアリティー番組は馬鹿らしい、くだらない、と見るのを禁止されています。そのことで、はじめは友達の会話についていけなくて嫌だったけど、今は気にならなくなりました。
獣医の資格を取って、馬と接する仕事がしたい!
——将来の夢・大人になったらやりたいことを教えてください。
馬に関わる仕事がしたいと漠然と考えています。どのような職業かまだ分かりませんが、馬が病気になったときにきちんとケアできる能力を身につけるために、まずは獣医になりたいです。そのために、まずは獣医の資格を取って、それから馬と接する仕事に就きたいですね。母が乗馬をしていた影響で、幼少期から馬と触れ合う機会に恵まれました。乗馬をはじめてから、馬に乗るには、馬の心と体のケアをする責任を持たなくてはいけない、と思い知らされました。また、言葉では表せない、馬と育んだ信頼関係が自分にとって大切だと思っています。
乗馬が大好きなリルーさん。馬との触れ合いは彼女にとって、まさに大切な宝物なんですね!