【世界の中学生~上海(3)~】上海の中学生、塾や習い事事情は?
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世界の中学生をリサーチし、各国の情報をお届けするこのシリーズ。今回は上海在住13歳の鄭秋果(ていしゅうか)さんに塾や習い事事情を聞いてみました。

通学のバッグを見せてもらいました。
「通学に使っているのは、大好きなハローキティのリュックサック。中身は、教科書、参考書、ノート、ファイル、紅領巾(ホンリンジン)(※)……、ごちゃごちゃしているので見せない」とのこと。
ハローキティは中国でも人気があるんですね。上海の中学生の通学バッグは、リュックサックタイプが一般的。学校指定のものはなく自由に選べるそうです。好きなバッグで学校に行けるのはいいですね!
※紅領巾は、中国の中学生以下の子どもが通学時に首に巻くスカーフ。日本の通学帽のようなものでしょうか。通学時の子どもの安全に配慮するのはどの国も同じなんですね。
塾や習い事について質問してみました。
「平日、休日とも、それぞれ週1回ずつピアノ、学習塾、英語、卓球に通っています。習い事は、自分が興味のある分野を選んで決めました。自分のやりたいと思ったことを両親が習わせてくれた感じです。友達もみんな通っているし、忙しいけど楽しい」
習い事にも自主性が感じられますね。教室には、大好きなお父さんが車で送り迎えしてくれることも。家から近い教室のときは、自分で行くそうです。
お弁当について質問しました。
平日の昼食は、学校内の食堂で食べます。ごはんと、野菜炒めや肉料理などの日替わりの選べるおかず、スープがついて1食10元ほど。味はまあまあです。支払いはこの学食内だけで使える専用のプリペイドカードを使います。
お弁当について聞いてみたところ、中国にはお弁当の文化がないようです。子どもたちにとって、学校でのお昼ごはんは、学食で食べるのが一般的とのこと。ちなみに10元は、日本円で約200円。非常にリーズナブルですね。