リコーダーを上手に吹きたい 【第1回】リコーダーを吹く前に

Benesse教育情報サイトには、リコーダーに関する悩みや相談が数多く寄せられています。
そこで、作曲家であり、リコーダーをはじめとするさまざまな笛の演奏家として活躍中の野田晴彦さんに相談にお答えいただくと共に、リコーダー演奏のコツやリコーダーの楽しさを伺います。
今回は、リコーダーを吹く前に必要な準備などについて学びましょう。

<リコーダーを上手に吹きたい(動画)>



<トレーニング 1日目>

目を閉じて、リコーダーの穴をふさいでみよう
 ★指の位置を確認しやすい
 ★下を向かないので姿勢もよくなる

タッピングにもチャレンジしよう
 ★指がきちんと穴をふさいでいるか、チェックできる



清潔な状態が大切

リコーダーで演奏する前に気を付けてほしいことが2つあります。

1. 手を洗う
2. うがいをする

手を清潔にし、口内に残った食べ物のかすなどがリコーダーに付かないように、ぶくぶくうがいをしておきましょう。清潔にしておかないと、よい音が出ません。しっかり手洗い、しっかりうがい、この2つがよい演奏への第一歩です。



小指の長さは人それぞれ 一番合った場所を見つけよう

リコーダーは吹く部分である「頭管部」、いちばん長く穴の多い「中管部」、穴が1つで一番下の「足管部」の3つに分解できます。これを組み合わせてひとつのリコーダーが完成します。
一番上と真ん中の部分は真っすぐに組み合わせれば問題ありません。しかし、下の部分をどちらに向けて付けるか、悩むかたがいるかもしれません。ここがひとつの重要なポイントです。
お子さまは一人ひとり指の長さが違いますので、穴をふさげなくなる心配があります。そこで、

・小指が長い人は、穴を真ん中寄り
・小指が短い人は、穴を外側

友達と同じでなくてもかまいませんので、それぞれに合った位置を探しましょう。



目を閉じて指穴を確認しよう

リコーダー演奏の際、それぞれの穴をきちんとふさいでいることが重要です。そこで、穴をふさげているかどうかを確認します。
目を閉じて穴をふさいでみましょう。目を開いて確認すると、穴を一つひとつ見てしまい、姿勢も悪くなりがちですが、目をふさぐことで、指の感覚が研ぎ澄まされ、集中できます。穴がふさがれているかどうかは、指で感じることもできます。この、目を閉じている時の姿勢は、保護者のかたに見ていただくとよいでしょう。



タッピングにチャレンジ

指先でちゃんと穴を閉じていると、息を吹かなくても小さいけれどちゃんと音が出て音階が刻まれます。穴をきちんとふさがないと、いい音は出ません。指だけで音を出すことを「タッピング」といい、指先のよい練習になります。


●救急車の音を吹いてみよう

救急車の音は「シ」と「ソ」の2音だけで吹くことができます。また、最初は息を強く吹き、だんだんと弱くしていくことで、遠ざかっていく様子を表現できます。
このようにして、リコーダーを吹く楽しさを少しずつ知っていきましょう。

次回のテーマは「タンギング」です。


プロフィール


野田晴彦

TV番組やミュージカル、CD等に多くの楽曲を提供するとともに、ワールドフルーティスト(世界各国のさまざまな笛の演奏家)として活躍中。

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