「サミング」って何? 子どものリコーダー、ワンランク上の練習法
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たくさん音を出せる世になれば、いろいろな曲の演奏を楽しめるようになる。作曲家であり、リコーダーをはじめとするさまざまな笛の演奏家として活躍中の野田晴彦氏に、高音を出す「サミング」の練習法を教わった。
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リコーダーで1オクターブ高い音を出ために必要なテクニックが、「サミング」という方法です。「サミング」は英語で親指を表す「thumb」に由来する言葉で、リコーダーの裏側に1つだけある穴をおさえる親指の使い方のことをいいます。指使いはまったく同じでも、サミングを使って裏側の穴に、少しすき間をつくることで、1オクターブ高い音を出すことができるのです。
まず、指使いが比較的簡単な「むすんでひらいて」を演奏してみましょう。
この「むすんでひらいて」はサミングの練習によい曲です。まず、サミングなしでの演奏を練習し、吹けるようになったらサミングありの練習をします。1音ずつ高い音を出す練習をするよりも、曲のメロディーがあったほうが、楽しく練習することができます。
「むすんでひらいて」をサミングありで吹けるようになったら、サミングはマスターできたも同じ! いろいろな曲を1オクターブ高く吹いて、リコーダー演奏を楽しみましょう。
サミングで大切なポイントは次の2つです。
1. 親指の穴に小さなすき間をつくる
2. 息の強さ
サミングの場合は、ほんの少し息を強めに吹くと、うまく音が出ることが多いです。とはいっても、一人ひとり、ほんの少しの違いでまったく音の出方は違ってきます。自分なりに一番いい音が出る息の強さを、演奏しながら探すとよいでしょう。これがリコーダー演奏の醍醐味(だいごみ)です。
出典:リコーダーを上手に吹きたい サミングで高い音に挑戦! -ベネッセ教育情報サイト
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