どこまでご存じ!? お子さまのバレンタイン&恋愛状況

アンケート期間:2012/12/19~2012/12/25 回答者数:1,478人
アンケート対象:小学5年生~大学1年生の保護者で、お子さまの男女交際や恋愛について、ある程度把握しているかた
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある

どこまでご存じ!? お子さまのバレンタイン&恋愛状況


明日はバレンタインデー。子どもがプレゼント用のチョコレートの準備をしているのを見たという保護者もいらっしゃるかもしれません。今回は、バレンタインデーとホワイトデーでプレゼントを贈ったり、恋を告白したりしたことがあるか? また、お子さまに好きな異性がいるかどうか、今まで何人くらいと交際したことがあるかなど、お子さまの恋愛事情についてもさまざまな質問をしています。



約6割の保護者がバレンタインデー&ホワイトデーに好印象!

最初に、バレンタインデーとホワイトデーに対する保護者のイメージを伺いました。

多かったのは、バレンタインデーとホワイトデーに対するイメージは「良い」という保護者で、6割強。良いイメージを抱いている理由として、次のような声が寄せられています。

●成長するなかでいつかはきっと関心を抱くはずの恋愛について、素敵な思い出をつくることができるチャンスだと思うから
●保護者にとって、子どもの恋愛事情がわかる絶好のチャンスだから
など
一方、バレンタインデーとホワイトデーに対して「良くない」イメージを抱いているという保護者も3割ほどいらっしゃいます。そう感じる理由を見てみましょう。

●義理チョコづくりで毎年大騒ぎをして、家の手伝いや勉強に手がつかなくなるため
●娘が女子の友達にあげる「友チョコ」をたくさん用意して、チョコレート代がけっこうかかるから
など



異性にプレゼントを渡す子どもは何人くらい!?

ではお子さまは、2012(平成24)年のバレンタインデーやホワイトデーに、プレゼントを異性に渡したり、異性からもらったりしたでしょうか。保護者から見た印象を伺いました。

【図1 お子さまは、昨年度(2012<平成24>年)の「バレンタインデー」に、異性にプレゼントを渡したり、もらったりしましたか?(学校種別)】

図1 お子さまは、昨年度(2012<平成24>年)の「バレンタインデー」に、異性にプレゼントを渡したり、もらったりしましたか?(学校種別)


【図2 お子さまは、昨年度(2012<平成24>年)の「ホワイトデー」に、異性にプレゼントを渡したり、もらったりしましたか?(学校種別)】

図2 お子さまは、昨年度(2012<平成24>年)の「ホワイトデー」に、異性にプレゼントを渡したり、もらったりしましたか?(学校種別)


2012(平成24)年のバレンタインデー、ホワイトデーともに、子どもは異性にプレゼントを「渡したようだ」という保護者は、学校段階にかかわらず3割前後(図1・図2参照)。
さらに、バレンタインデーやホワイトデーに異性に告白した(しようとした)り、されたりした様子がお子さまに見られるかどうかを伺ったところ、どちらの日についても「見られる」という回答は1割ほどにすぎません。
バレンタインデーやホワイトデーに、異性とプレゼントのやりとりをしたり、告白したり、またはされたりしたお子さまは多くないようです。ただ、年頃のお子さまには、自分の恋愛は気恥ずかしく、保護者には秘密にしておきたいと感じることが多いはず。そのため、保護者には言わずに、異性へのプレゼントを用意したり、告白したりしている可能性もあるかもしれません。



バレンタインデー&ホワイトデー、今までこんなエピソードあり!

続いて、お子さまのバレンタインデーとホワイトデーについて、印象深いエピソードを伺いました。

◎バレンタインデーの印象深いエピソード
●小学1年生のとき、自宅のポストに息子あてのチョコレートが入っていたこと。「まさか本命チョコかしら?」と、家族で大騒ぎをしました
●「友チョコ」として、男の子同士でチョコレートを交換すると知ったときは、びっくり! 気が付いたら、息子も「友チョコをつくらなきゃ」と言いながら、毎年準備をするようになっていました
●何年か前、小学生の息子が風邪をひいてバレンタインデーに学校を休んだときのこと。放課後、隣のクラスの女の子が息子をたずねてきて、チョコレートを渡していました
など
◎ホワイトデーの印象深いエピソード
●「友チョコ」のお返しにと、息子がチョコレートづくりに挑戦。品質・トッピング・デザインなどあらゆる方面に工夫を凝らしたいのだそうで、「おこづかいが足りないからカンパして」と何度も泣きつかれたのには閉口しました
●娘はバレンタインデーに渡した手づくりクッキーのお返しに、料理が得意な男子の友達から、素晴らしい手づくりケーキをもらいました。わたしも一口もらいましたが、ほっぺが落ちそうなほどの美味! 娘のクッキーはとても高校生がつくったとは思えない、我が子ながら恥ずかしいほど下手なものだったので、あのクッキーのお返しにこんなに手をかけてくれたと思うと、その男の子が気の毒になりました
●息子はホワイトデーに、バレンタインのチョコレートをくれた女の子にクッキーを渡しました。そのクッキーは、息子に頼まれてわたしが前日にスーパーで買ってきたもの。そのことを女の子もお見通しだったようで、息子がクッキーを渡したら、「用意してくれたお母さんにお礼を言っておいてね」と言われたそうです
など



ご存じですか!? お子さまの恋愛状況!

ここからは、お子さまの男女交際について伺っています。まず、お子さまが自分の男女交際や恋愛について保護者に話すかどうか、お子さまの恋愛状況を保護者がご存じかどうかをお聞きしました。

【図3 お子さまは、男女交際や恋愛についてどの程度保護者のかたに話していますか?(学年別)】

図3 お子さまは、男女交際や恋愛についてどの程度保護者のかたに話していますか?(学年別)


【図4 お子さまの恋愛状況について、保護者のかたはどれくらい知っていますか?(学校種別)】

図4 お子さまの恋愛状況について、保護者のかたはどれくらい知っていますか?(学校種別)


【図5 図4で「知っている」と答えたかたにお伺いします。お子さまは男女交際の経験がありますか?(学年別)】

図5 図4で「知っている」と答えたかたにお伺いします。お子さまは男女交際の経験がありますか?(学年別)


お子さまが自分の恋愛について保護者に話すかどうかについては、子どもは「あまり話そうとしない」という保護者が、お子さまの学年にかかわらず4割~5割強と、最も多くなりました(図3参照)。「ほとんど話そうとしない」を合わせると、すべての学年で過半数です。
ところが、お子さまの恋愛状況については、「知っている」(「とてもよく知っている」+「まあ知っている」)という保護者が、どの学校段階でも9割以上(図4参照)。お子さまから聞かなくても、好きな子や交際相手がいるかどうかなどを感じ取る保護者が多いのかもしれません。
また、お子さまの恋愛状況を「知っている」という保護者に、お子さまの男女交際経験の有無をお聞きしたところ、子どもは経験が「ある」ようだという保護者の割合は、お子さまの学年が上がるにつれて多くなりました(図5参照)。高3の保護者では、半数以上に達しています。
お子さまが交際した異性の人数としては、「1人」だと思うという保護者が6割近く。次いで「2人」だと思うという保護者でした。



これぞ、子どもの恋愛情報を引き出すコツ!

図3の回答からは、保護者に自分の恋愛についてあまり話そうとしないお子さまが多いことがわかります。そこで、保護者がお子さまから恋愛にかかわる話をどのように引き出しているかを伺いました。

☆お子さまから上手に恋愛の情報を引き出すコツややり方、または話すときのシチュエーションなどがあれば、具体的に教えてください。
●子どもにたずねる前に、まず親が自分の恋愛の話をすること。わたしは、「ママは高校生のころ、パパからラブレターをもらったんだよ」などと、自分と夫とのなれそめを聞かせています
●自分の恋愛については口が重い娘も、友達の恋愛についてはよく話してくれるので、「へえそうなんだ。で、○○(娘の名前)はどうなの?」と、友達の話をきっかけに、娘自身に探りを入れるようにしています
●わたしは、息子と一緒にテレビを見ているときにアイドルが映ると、「この子みたいな顔、好き?」とよく聞きます。そこから好みのタイプについて話を持っていくんです
など
また、男女交際や恋愛についてお子さまにアドバイスすることがあるかどうかをお聞きしたところ、「よくある」「たまにある」という保護者は3割強。アドバイスの具体例を見てみましょう。

●交際相手の誕生日やクリスマスなどの記念日に贈り物をするという息子に、女性の喜びそうなものを教えてあげます
●おしゃれと縁遠い息子に、せめて彼女と出かけるときくらいはと、わたしが髪型や服装といった身だしなみについてアドバイスしています
●高校生の娘に、わたしの高校時代の恋の話をします。娘も、自分や友達の恋愛談を話してくれるので、アドバイスというよりも恋愛についての情報共有といった感じです
など



男女交際に関する家庭のルールをご紹介!

続いて、お子さまの男女交際について、家庭でルールを設けているかどうか、設けているとしたらどのようなものかを伺いました。

【図6 お子さまの男女交際について、ご家庭でどのようなことにルールを設けていますか? あてはまるものをすべて選んでください】

図6 お子さまの男女交際について、ご家庭でどのようなことにルールを設けていますか? あてはまるものをすべて選んでください


男女交際に関する家庭のルールを設けているという保護者は、3割ほどいらっしゃいました。そう答えたかたにどのようなルールを設けているかを伺ったところ、「門限」についてが8割近くと最も多く、「体の関係」についてが約5割、「携帯・メールなどの通信」についてが約4割で続いています。
ルールの詳細を見てみましょう。

●門限は21時30分とし、守れなかった場合は携帯電話を1週間没収することにしています
●会う場所と時刻は、高校生として常識の範囲内にするよう伝えています。また、これは交友関係全体に言えることですが、おごったり、おごられたりすることも禁止しています
●21時30分以降は娘の携帯電話を両親が管理し、使わせないようにしています
など



恋愛によって、子どもは変わる? 変わらない?

次に、男女交際や恋愛によって、お子さまの生活や態度に何らかの変化が見られるかどうかを伺いました。

【図7 男女交際や恋愛がきっかけで、お子さまに何か変化はありましたか?】

図7 男女交際や恋愛がきっかけで、お子さまに何か変化はありましたか?


結果は、男女交際や恋愛がきっかけで子どもは「変わった」と思うという保護者、「変わっていない」という保護者がほぼ半々に分かれました。
お子さまが「変わった」と思うという保護者に、どう変わったかを具体的にお聞きしたところ、次のような声が寄せられました。

●恋愛をする前よりもしてからのほうが家族とよく話すようになりました。相手の子の言動をあれこれ聞かせてくれたり、これからのおつきあいについて相談をしてくれたりといった具合です
●メールを送る回数が増え、深夜まで携帯電話をいじっていることが多くなりました
●服装を気にし始め、ファッション誌を買い込んでおしゃれの研究をするようになりました
など



7割以上の保護者が、子どもの男女交際や恋愛を「応援したい」!

では保護者は、お子さまの男女交際や恋愛を応援したいと思っているでしょうか。

【図8 お子さまの男女交際や恋愛を、応援したいと思いますか?】

図8 お子さまの男女交際や恋愛を、応援したいと思いますか?


子どもの男女交際や恋愛を「応援したい」という保護者が7割を超えました。応援したいと感じる理由を見てみましょう。

●他者との交際は自分と異なる価値観に触れる機会になるから
●自分が子どものころに恋愛をしたときに母が応援してくれたから、今度はわたしが母親として子どもの恋愛を応援したいと思います
など
一方、子どもの男女交際や恋愛を「応援する気はない」という保護者からは、「中学校・高校時代は勉強や運動に専念してほしい」など、「恋愛をするにはまだ早いと思うから」という声が目立ちました。



子どもの男女交際、こんなところが心配!

最後に、お子さまの男女交際や恋愛について悩みや心配があるかどうかを伺いました。

子どもの男女交際や恋愛について悩みや心配が「ある」という保護者は、4割ほど。保護者は、どのようなことに悩んだり心配したりしているのでしょうか。次にご紹介します。

●息子の学校は中高一貫の男子校で、普段、同世代の女の子と話す機会があまりありません。そのため、これから大学に入って、恋人をつくれないのではないかと心配です
●娘が恋愛にまったく興味がなさそうなこと。部屋は散らかりほうだいだし、平気でおならはするしと、年頃の女の子とは思えません
●恋愛ばかりに気をとられて、勉強がおろそかにならないかと心配しています
など
一方、子どもの男女交際や恋愛について悩みや心配は「ない」という保護者は、その理由として、「子どもを信じているから」「まだ交際相手がいないから」といった声が目立ちました。

バレンタインデーとホワイトデーについて、好印象を持っている保護者が6割を超えました。「同性同士でプレゼントし合っていることに驚いた」という保護者が目立ち、友達に贈る「友チョコ」がお子さまの間で流行していることがわかります。
また、多くの保護者が、お子さまの男女交際を「応援したい」と考えていました。理解を示しつつも、常識や節度をわきまえて行動してほしいと、門限を決めるといった恋愛についてのルールをつくっている家庭も見られます。ただルールをつくるだけでなく、お子さまがそのルールの意義をしっかり理解することが大切なはず。一度、お子さまと男女

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