背中が汗びっしょり!どうする?夏のランドセルのお手入れ

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梅雨も明け、本格的な夏到来!ランドセルを背負って帰宅したお子さまが、とても汗をかいている様子に驚かれることもあるでしょう。
毎日このような状態のとき、ランドセルのお手入れはしたほうがよいのでしょうか?
そこで「天使のはねランドセル」で知られる株式会社セイバンのランドセル事業部販売促進グループの松本さん、小川さんに夏のランドセルの汗対策について伺いました。

この記事のポイント

夏の強い日差しのもと、少しでも快適にランドセルを背負うための3つの工夫

夏の期間のランドセル使用は、少しでもお子さまの暑さや苦しさを軽減させてあげたいですよね。そのためには「背あてパッドの利用」「背負いかた」「背あてや肩の素材」の3つの工夫がおすすめです。

背あてパッドの利用でムレ軽減

ランドセルの背あて部分に取り付ける背あてパッドを利用すれば、背中のムレを軽減することができます。
背あてパッドを選ぶポイントは2つ。1つ目は「吸放湿性質が高く、肌触りがいい素材」を選ぶことです。セイバンでは、キュープラテというスポーツ素材を使用。ヒンヤリとした肌触りで背中のムレを軽減できるようになっています。

2つ目は「家庭で洗濯できるもの」を選ぶことです。
毎日大量の汗を吸い込むわけですから、できるだけこまめに洗って清潔に保ちたいですよね。洗い替え用に2枚用意しておけると安心です。

背あてパッドを利用せずに、吸湿性の高いタオルを背中に当てるといった方法ももちろんOKです。

出典:セイバン公式・ランドセル通販 天使のはねストア
https://store.seiban.co.jp/shop/g/gSPD20-00/

ゆるゆるはNG!暑くてもフィット感のある背負い方で

暑いから少しでも背中とランドセルの接触を減らそうと、肩ベルトをゆるめていませんか?これは体への負担が増してしまうためNG。

ベルトをゆるめて背負うと、背中とランドセルの間にすきまができますが、ランドセルを支えようと前傾姿勢になってしまいます。前傾姿勢のまま歩くのは、背中や腰に大きな負担がかかるもの。重さも感じやすく、より疲れてしまうでしょう。
ランドセルが背中にフィットするように、肩ベルトをきちんと調整してあげてください。

季節の変わり目などには、ぜひ一度見直しを。もこもこのコートを着ていた冬の時期のベルトの長さのままで、実はゆるゆるだった・・・なんてこともあるかもしれません。

ランドセルは体に接する部分の素材も重要

ランドセルの背中や肩部分など、直接体に接する部分の素材も重要です。もし、今後ランドセルを選ぶ予定の方がいらっしゃれば、夏の暑さ対策として背中や肩部分に通気性と吸湿性が良い素材が使われているものを選ぶことをおすすめします。

背中や肩部分の素材は、合成皮革でも本革でもそれぞれにメリットがあります。
合成皮革の場合は、各メーカー、素材メーカーの協力のもと、快適さにこだわった素材を使用していますね。セイバンでは、多くのモデルでブレスレザーという素材を使用しています。従来品に比べて通気性もよく、吸湿も放湿もしやすいものとなっています。
本革も基本的には通気性がいい素材です。

各社とも、工夫をこらしていますので、購入を検討しているメーカーで「夏の暑さ対策として、背中や肩の素材はどのような工夫がありますか?」と確認してみるとよいでしょう。

汗による色移りも心配!防水スプレーでの予防は必要?

ランドセルは、お子さまの6年間の使用に耐えられるように、かなり厳重な品質管理がされています。各メーカー、水濡れや摩耗の検査も精度高く行っています。撥水性の確保や、汚れ制御の加工がされていることも多いですね。

とはいえ、お子さまの使用状況をご覧になられて心配になるケースもありますよね。その場合は、お買い求めいただいたメーカーに防水スプレー利用の可否をお問い合わせいただくことをおすすめします。ランドセルには、撥水加工や汚れ制御などさまざまな加工がされているため、素材によっては防水スプレーの使用が向かないケースもあるためです。

夏の日差しに汗…ランドセルを清潔に保つお手入れ方法は?

夏はカンカンの日差しや大量の汗にさらされ、ランドセルが受けるダメージも大きいものです。そのため、日々のお手入れを行い、お子さまが気持ちよく使えるサポートをしてあげてください。

日々のランドセルのお手入れ方法

汗が付着する背あてや肩ベルトの部分は、やわらかい乾いた布でふいてください。汚れが気になるときは、かたく絞った布で水拭きをしたうえで、風通しの良い場所で乾かしてください。

とくに汗をかきやすい夏場は、1週間に1回は陰干しで風を通す機会をつくれるとよいですね。干す際には、通気性をよくするために、ランドセルカバーも外しましょう。
ランドセルの蓋を開けて横に寝かせたり、椅子にかけて干したりするのがおすすめです。

また、ランドセルの底や内ポケットもチェックして、ゴミがあれば取り除いておきましょう。ランドセルの底からは、消しゴムのカスやくしゃくしゃになったプリントなど、いろんなものが出てくるかもしれません。

これからランドセルを選ぶ方へ 夏の暑さ対策をふまえたランドセル選びのポイント

未就学のお子さまがいらっしゃるご家庭で、これからランドセルを選ばれる方は、夏の暑さ対策のことも考えて、背中や肩の部分に、吸放湿性が高い素材が使われているかに加え、背あてや肩ベルトの体へのあたりやすさ、風の通り道があるかもチェックしてみるとよいでしょう。

ランドセルを選ぶ時期は、冬や春の時期が多いもの。夏場の使用感を確認するために、上着を脱いで薄着の状態でも背負ってみるとよいですよ。

まとめ & 実践 TIPS

毎日背負うランドセルだからこそ、少しでも快適に気持ちよく使えるようにフォローしてあげたいもの。「お手入れ、全然できてなかった・・・」とドキっとした方もいらっしゃるかもしれませんね。今回ご紹介した方法を参考に、お子さまと夏のランドセルの使い方やケアについて話し合ってみてもいいですね。一緒にお手入れすることで、ランドセルへの愛着もより一層深まるかもしれません。


取材協力:(株)セイバン
https://www.seiban.co.jp/

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https://enquete.benesse.ne.jp/forms/o/we6995ef69/form.php?s_tid=ohdan_seiban_01651

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